
チェリーやラズベリーの明るい果実に、クローブやシナモンのスパイシーなニュアンスが幾重にも重なり、まるでスパイスボックスを開いたような香りが広がる。熟した果実の芯は生き生きとした酸によって引き締しめられ、余韻にはリコリスの香りと心地よいタンニンがじんわりと広がる。

シャンパーニュと同じトラディショナル方式を用いて造られる贅沢なシードル。フレッシュな青リンゴや、オレンジに、僅かにドライアプリコットのアロマ。切れのある酸、きめ細やかな泡、全体を引き締めるタンニンが一体となり、深い余韻へと繋がっていく。

ドウロの美しい段々畑「パタマレ」を意味する名を持つワイン。ドウロの3つのサブリージョンのブドウを使用。軽やかな柑橘系果実のフルーティーなアロマが広がり、フレッシュで調和のとれた味わいが、心地よい余韻を残す。

シャルドネの変異種で茎が赤いジュラの土着品種‘ムロン・ア・クー・ルージュ‘から生産されているワイン。ジュラの中でも現在生産をしているワイナリーは珍しい。レモンピール、熟した洋梨、白桃などの繊細な香り。ミディアムボディで溌溂とした酸が感じられる爽やかな味わい。

モンターニュ・ド・ランスとヴァレ・ド・ラ・マルヌに広がる複数区画のブドウを使用。 熟した洋ナシや白桃の豊かな果実味に、ブリオッシュのアクセント。透明感のある柔らかな輪郭を、生き生きとした酸と細やかなミネラルが支えている。

ブレゼの畑に、古いものは1985年に植樹されたシュナン・ブランから造られる。リンゴを思わせる香りに、ナッツやカモミールのヒント。口に入れるとふくよかな果実味と旨味がたっぷり感じられるスタイル。酸も比較的穏やかで柔らかな口当たりが特徴的なワイン。