

チェリーやラズベリーの明るい果実に、クローブやシナモンのスパイシーなニュアンスが幾重にも重なり、まるでスパイスボックスを開いたような香りが広がる。熟した果実の芯は生き生きとした酸によって引き締しめられ、余韻にはリコリスの香りと心地よいタンニンがじんわりと広がる。

シャンパーニュと同じトラディショナル方式を用いて造られる贅沢なシードル。フレッシュな青リンゴや、オレンジに、僅かにドライアプリコットのアロマ。切れのある酸、きめ細やかな泡、全体を引き締めるタンニンが一体となり、深い余韻へと繋がっていく。

樹齢は約35年、プルミエ・クリュのエキュイユとサシーの様々な区画に植わるピノ・ノワールから生み出されるブラン・ド・ノワール。熟したレッドチェリー、クランベリーのふくよかで豊満な果実味を繊細な酸が彩っている。

ドウロの美しい段々畑「パタマレ」を意味する名を持つワイン。ドウロの3つのサブリージョンのブドウを使用。軽やかな柑橘系果実のフルーティーなアロマが広がり、フレッシュで調和のとれた味わいが、心地よい余韻を残す。

シャルドネの変異種で茎が赤いジュラの土着品種‘ムロン・ア・クー・ルージュ‘から生産されているワイン。ジュラの中でも現在生産をしているワイナリーは珍しい。レモンピール、熟した洋梨、白桃などの繊細な香り。ミディアムボディで溌溂とした酸が感じられる爽やかな味わい。