
ムルソー・コミューンのブドウを主に使用し、樹齢は40~80年。レモンの皮、リンゴ、ほのかにハーブを感じるアロマ。口に含むと、適度な厚みがありながら、快活な酸と苦みを伴うミネラル感があり心地良い余韻につながる。

白い花を思わせる香りに、洋ナシやリンゴの心地よいアロマが重なる。ほのかにスモーキーなニュアンスがあり、口当たりは丸みを帯びている。アタックは中程度で適度なボリューム感があり、ドライで旨味を伴うフィニッシュはほどよく続く。全体としてバランスの取れた仕上がり。

緑がかった麦わら色の澄んだ輝き。若いうちは柑橘や白い花、エキゾチックフルーツが立ち上り、熟成とともに蜂蜜や蜜蝋、タイムのニュアンスが現れる。しなやかで厚みのある口当たりながら重さはなく、穏やかな酸と塩味を帯びたミネラルが全体を引き締める。オレンジピールの余韻が長く続く。

サン・シール・アン・ブール村の西向きの区画から作られる。陽光を感じさせる完熟した果実やスパイス、スモークに、火打石のようなミネラル感が重なる。ふくよかで丸みのある味わいながら、芯のある中盤から塩味を伴うミネラルなフィニッシュへと繋がるバランスのとれた仕上がり。


オーパス・ワンのセカンドワイン。ブラックベリーやチェリー、赤スグリの複雑なアロマ。従来は複数ヴィンテージをブレンドしてリリースされていたが、2021ヴィンテージより単独ヴィンテージとしてリリース。しなやかなストラクチャーとふくよかな触感をリリース直後から楽しめる。

クロ・ヴージョの真下に位置する1.4haの区画。樹齢は平均45年。非常にフローラルで、赤系・黒系果実が混ざり合い、微かにレザーを感じるアロマ。完熟した赤系ベリーの甘みに活き活きとした酸が調和し、ややチョーキーなミネラルを感じるフィニッシュにつながる。ACブルゴーニュの品質をはるかに凌駕する驚きのワイン。

1950年に植樹された古樹の単一畑のフリウラーノを使用。瑞々しい柑橘系果実や白桃の香り。蜜っぽさのある高密度の果実に隙なく編み込まれた上質な酸と堅固なミネラルが味わいを引き締める。グラスの中で滑らかさとボリュームを増す一方、緩むことのない凛とした佇まいにポヴォレットの冷涼なテロワールが感じられる。

樹齢60年の低収量のブドウから生まれるアペラシオンの特性を見事なまでに表現した1本。熟した洋ナシ、白桃、アカシアの香りがグラスから溢れ、口に含むとその香り高さと凝縮感にうっとりさせられる。リッチで長い余韻を持つフルボディで、フレッシュさと繊細さ、そしてエレガンスのバランスが素晴らしい。果実とテロワールの魅力をダイレクトに感じることができる美しいワイン。