
非常にフレッシュでクールなアロマが特徴。主に白い果実とほのかなフローラルなニュアンス、わずかにペトロールのキャラクターが感じられる。中程度のボディのフレーバーは、ドライエキスが豊富で、さわやかな酸味が感じられ、若々しい厳格さを持つ複雑で持続するフィニッシュへと続く。

サン・ロレンツォはヴェルドゥーノにあるクリュ。南向きで標高は240-260m。黒系果実、スパイス、タール、ブラックリコリスのリッチでエネルギッシュなアロマ。印象的なブラックベリー、プラム、プルーンの力強さとクリーミーな質感があり、奥深さと濃密さの共存が楽しめる。リコリスや乾燥ハーブのニュアンスが時間と共に現れ、果実味と見事に統合しながら終わりのない余韻へと続いていく。

所有畑の中で最も標高の高い区画(465m)。グナイス(片麻岩)主体の土壌。自身の名を冠す特別な畑で60以上の異なるクローンを持つリースリングが植えられている。火打石、フレッシュなレモンに砕いた岩のミネラルのアロマ。リッチで力強く、濃密な口当たりだが同時に非常に刺激的で強固なストラクチャーが感じられる。極めてエレガントなリースリングで、ジューシーでミネラル豊富な長い余韻につながる。熟成ポテンシャルは計り知れない。

ベッラーリアはブットリオの南東向きの畑の区画名。収量が非常に制限されるので、驚くほどリッチで果実の凝縮感とボリュームがある。