Wine Advocateは「シャンパーニュの未来において極めて重要な役割を担うことがはっきりとしており、それはボトルの中のワインが物語っている」「ワインメーカーとしての彼の今後の進化に期待せずにはいられず、心からお勧めである」と大絶賛。瞬く間に各メディアやシャンパン愛好家の注目を集め次世代のスターとなることは間違いない。
Wine Advocateは「シャンパーニュの未来において極めて重要な役割を担うことがはっきりとしており、それはボトルの中のワインが物語っている」「ワインメーカーとしての彼の今後の進化に期待せずにはいられず、心からお勧めである」と大絶賛。瞬く間に各メディアやシャンパン愛好家の注目を集め次世代のスターとなることは間違いない。
ドント・グルレはコート・デ・ブランの中心部アヴィーズとその東に隣接するフラヴィニーの間にある小さなワイナリーである。創立は1986年で現当主アドリアンの両親の結婚がきっかけであった。父方のドント家はもともとベルギーの農家を起源とし、1960年代にセザンヌのエリアに畑を購入、一方で母方のグルレ家はキュイ-クラマンの出身であった。両家がそれぞれ所有していた1haずつを合わせての2haの規模で当初はスタートしたが、現在は3倍の6haまで成長した。 現在は2012年からワイン造りに携わっているアドリアンが二代目として指揮を執っている。彼は21歳という若さで両親からワイナリーを引き継ぎ、情熱を持った職人気質の友人たちとの交流を通してノウハウを学び、独学で自分のやり方を見つけていった。こうした知見から導き出された彼のフィロソフィーは、土壌を生かすこと、完熟したブドウを収穫すること、樽を用いて醸造することそしてドサージュを控えめにすることの4つである。
栽培に関しては、両親の代とやり方を変えて初めはビオディナミを導入していたが、以前とは考えが変わったためビオディナミに従うことを徐々に減らしていき、現在は土壌の活性化に焦点を当てブドウ畑を自由に成長させるということに注力している。収穫は他と比べると毎年一番遅いくらいで、その理由はブドウを良く熟した状態で収穫する事でドサージュを抑えても十分な甘みを感じられるようにするためである。 醸造に関しては、両親はステンレスタンクでの醸造を行っていたところアドリアンは樽を導入。その理由は第一に彼自身がブルゴーニュの大ファンであること、そして樽という自然な素材を使用することが好きだからである。ステンレスと樽を併用して自然酵母でアルコール発酵を行い、酸が強調されすぎない様にするため全てのキュヴェでMLFを行う。ブレンド用のリザーブワインはワイナリー設立当初から村毎に分けて継ぎ足しを続けるソレラ方式で保管されている。また、アドリアン自身あまり強い泡が好きではないため、二次発酵時の糖の量を少なめに調整。通常1リットルあたり24gの糖を入れるところ22~23gに抑えている。こうすることでガス圧が抑えられ、ワインに溶け込む滑らかな泡が生まれる。アドリアンのワインは、飲み手が期待するような鋭角的な酸やミネラルを犠牲にすることなく、優れたテクスチャーと力強さを兼ね備える複雑で素晴らしい味わいを持つ。
世界の著名テイスターたちも彼のワインを飲むとそのポテンシャルの高さに脱帽している。Wine Advocateでは「シャンパーニュの未来において極めて重要な役割を担うことがはっきりとしており、それはボトルの中のワインが物語っている」「ワインメーカーとしての彼の今後の進化に期待せずにはいられず、心からお勧めである」Vinosでは「土地と品種の個性を最大限表現するという極めてシンプルな美学を貫く彼のワインは追い求め続ける価値がある」 シャルトーニュ・タイエの当主アレックスも認めるその実力は折り紙付きで、次世代のスターとなること間違いない。ただ残念なことに年産は全体で50,000本程度であり、アメリカをはじめイギリスやベルギー、スウェーデンなど各国に輸出されるため日本に入ってくるのはわずかである。見かけたら絶対に抑えておくべきシャンパーニュである。
商品コード:10222E
セザンヌのシャルドネとアヴネイ・ヴァル・ドールのピノ・ノワール、キュイのムニエのブレンド。砂糖漬けのレモンピール、アーモンドにフローラルのノートが溶け込む気品あふれるアロマ。非常にクリアでフレッシュな口当たりを持ち、クリーミーな泡のテクスチャーとリッチで力強い果実味が重なり並外れた奥深さにつながる。キュヴェ名は「第一段階」の意で、ワイナリーを知るきっかけになって欲しいという思いが込められている。2024年リリース分をもって生産終了となり、その立ち位置はロック・ソラーレに引き継がれる。
商品コード:11931E
ダン・ザン・プルミエ・タンに代わりワイナリーの入門的立ち位置となるワイン。コート・ド・セザンヌ地区、バルボンヌ・ファイエルとフォンテーヌ・ドニ・ニュイジーからの1957年植樹のブドウを使用。
商品コード:10184E
キュイの複数区画のブレンドで作られるシャルドネ100%のブラン・ド・ブラン。柑橘類の果皮、ミネラル、アプリコットの種やフローラルのアロマにしっかりとした張りのある生き生きとした印象。エネルギッシュで力強く、レモンのコンフィに加えてアーモンドやブリオッシュが溶け込むフレーバーが口内を満たす。キュイのシャルドネが持つ鋼の切れ味がはっきりと表現されている、まさに「職人のシャンパーニュ」。
商品コード:10192E
樹齢50年、クラマンのブドウ100%使用。ヘーゼルナッツ、ドライペアー、アプリコット、ドライフラワーにオークのニュアンスが織りなす複雑なアロマ。クリーミーな泡が心地よく、力強くも柔らかな果実味が酸、ミネラルと調和することで奥深い味わいを生み出している。何層にも重なるフレーバーは塩味を伴うミネラルと共鳴し長い余韻へとつながっていく。クラマンの魅力を余すところなく表現した一本。
商品コード:11518E
メニルにある単一区画、クーレメからのブドウを使用。1950年代植樹。白桃、白い花、ヘーゼルナッツ、アカシアの蜜が織りなす繊細で複雑なアロマ。滑らかで多層的な味わいをミネラルのアクセントが彩っている。アドリアンが手掛けるメニルの単一区画シリーズの中でも最も凝縮度と張りが感じられる。
商品コード:11933E
メニル最上と名高い単一区画、レ・シャティヨンの上部に植わるブドウを使用。1960年代植樹。白桃や白い花、ブリオッシュの華やかなアロマ。肉付きの良い口当たりで、円熟した果実味と細やかな酸が一体となったフィニッシュはどこまでも続いていく。
商品コード:11934E
メニルの単一区画、レ・ポテは森のすぐ下に位置し、他より深めの土壌を持つのが特徴。1990年代植樹。黄桃や洋梨の丸みのあるアロマに蜂蜜やバターのアクセント。しっかりとした輪郭を持ちながらもチャーミングで、塩味が彩るフィニッシュは非常に長い。
商品コード:10193E
キュイの単一区画(0.65ha)からのシャルドネ100%。樹齢は55年。完熟したリンゴ、アプリコット、ブリオッシュ、カモミールや蜂蜜などの表現力豊かなアロマ。濃厚で官能的な口当たりを持つ一方、美しい酸とミネラルがエネルギーを与え驚くほど生き生きとしている。長い余韻の中では古樹由来の自然な豊かさとフィネスがいつまでも口内を満たしている。区画と品種の個性を最大限引き出した渾身のキュヴェ。
商品コード:10464E
クラマンの単一区画0.15haに植わる1951年植樹のシャルドネ100%。キュヴェ名のバトーとはボートのことで、ボートのように真ん中がくぼんだ形の畑に由来。メイヤーレモン、フレッシュなピーチ、ミントにペイストリークリームの複雑なアロマ。フルボディで多面的に展開する味わい。エッジのきいたチョーキーなグリップが心地よく見事なバランス感を演出している。塩味のきいたミネラルがいつまでも続くフィニッシュ。圧巻のフラッグシップ。