シャサーニュ・モンラッシェとピュリニー・モンラッシェに隣接にするサン・トーバンで最も重要な畑の1つ。フレッシュな柑橘類やアプリコットなどの果実、アカシアなどの白い花に程よいオークのニュアンス。豊かな果実味を心地よい酸と豊富なミネラルが支え、素晴らしく長い余韻に続いている。バターフィールドらしいエネルギッシュなワイン。
ヴァレ・ド・ラ・マルヌの右岸のシャティオン・シュール・マルヌ村のゴーギユーズという区画のムニエ100%で作られるブラン・ド・ノワール。色調は若干オレンジがかっており、良く熟したクランベリーと香ばしいブリオッシュの風味が口の中で徐々に膨らんでいくような上質な味わい。
ラズベリーなどの赤い果実と繊細な花のアロマ。クローバーなどの清涼感のある草花のニュアンスも。フレッシュであり、トーンが高く軽快で、フィニッシュは焦点が定まっている。
プラムとブラックベリーの鮮烈なアロマに白コショウのヒント。ミディアムからフルボディで、果実の旨味とスパイス、ミネラルが見事に調和している。ベルベットのようなテクスチャーは非常にしなやかで、余韻はとても長い。
僅かに緑がかった淡いゴールドの色調。ノーズは繊細で、クルミやヘーゼルナッツのノート、フレッシュなスパイス、そしてトースティーなバックグラウンドがある。それが心地よい余韻を持つ味わいへと続き、繊細でエレガントなフレーヴァーを呼び戻している。このアペラシオンのフィネスを特徴づける。
ヴェルテュに植わる樹齢65年を上回るシャルドネから生み出されるコトー・シャンプノワ。みずみずしい洋梨や柑橘果実、白い花の繊細なアロマを炒ったナッツやナツメグのアクセントが彩っている。ミディアムからフルボディの味わいで、透明感ある美しい果実味、絹のような酸と塩味が一体となったフィニッシュへと繋がっていく。
ビトリアナと並びバルトゥイエ最高の畑と名高いラポラオのメンシアを使用。樹齢約50年、鉄分を含んだ粘土質土壌。ボイセンベリーやダークチェリー、ブラックラズベリーのアロマにスミレとスパイスのヒント。アタックはスパイシーだが、時間とともにダークチョコレートを思わせる繊細な甘さが旨味を伴って広がっていく。
柑橘系の果実、バター、蜂蜜の香りが絶妙に混ざり合う。口に含むと果実のふくよかさで満たされる。複雑で長い余韻を持つ。
ChardonnayとMeunierの頭文字、Pinot Noirの末尾を取って名付けられたワイン。ムニエはリッチさを、ピノ・ノワールは厚みと骨格、シャルドネはエレガンスとチョークのニュアンスを与える。名前の通り、この地の主要3品種のチャーミングで素晴らしい調和が楽しめる満足度の高い1本。