0.47haの畑。平均樹齢は50年。抑制が効いていながらも、スパイシーさがあり、レッドとダークチェリー、プラム、バイオレット、ラベンダー、かすかに土っぽさがある複雑なアロマ。輪郭のはっきりとした、つやのあるミディアムボディのフレーバーに豊富なミネラルが溶け込み、驚くほど長いバランスの取れたフィニッシュにつながる。
完熟チェリーやプラム、野生のベリー系果実に、エスプレッソやスモーク、甘いオークのニュアンスが複雑さを与える密度の高い香り。肉厚でパワーに満ちた味わいは非常に滑らか。ハイジ・バレットのスタイルである豊満な果実が、アトラス・ピークの特徴である堅固なタンニン、涼やかな酸、スパイシーなミネラル感により輝きを増す。『頂上へ』という意味のキュヴェ名にふさわしい、『ナパのワインの女神』が手掛ける山系カベルネの頂点。
セバストポルの外れにあり、ペタルマ・ギャップの北の端から続く丘陵の南斜面に位置する畑。ペタルマ・ギャップから涼しい海風が内陸へと運ばれ、朝霧がよく発生するため、ブドウがゆっくりと成熟する。シラーとヴィオニエは混植・混醸。豊かな果実がスミレや甘いスパイスとともに洪水のように口蓋に押し寄せ、コショウや柑橘系の香りが清涼感をもたらす。外交的なリッチさとソノマ・コーストらしいしっとりとした味わいが魅力的。
ピュリニー・モンラッシェに位置する区画の中で、特に古木から選ばれたブドウが使用されるキュヴェ。樹齢は50年以上。より濃密で果実味が際立ち、口の中での広がりが大きく、長い余韻が特徴。
ミアーニと共同購入したズィテッレの畑の中でも東向きでソーヴィニヨンに最も適した涼しい区画。通常のソーヴィニヨンより長い熟成をさせることでよりクリーミーでリッチなスタイルに仕上がっている。白桃、パッションフルーツ、ローストしたアーモンドのアロマは、華やかでありながら温かみさえ感じさせ、アロマティックな品種の個性が溢れんばかりの果実味で表現された見事な一本。
レ・ロアショースにある0.76haの畑。25年間、ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールに貸していた畑で、2007年に帰属。樹齢25年。レッドカラント、黒系果実のリキュール、バラの花びら、スパイシーな木のニュアンスを感じる表現力豊かなアロマ。赤系果実のソースのようなこのワインの円熟感と力強さは、刺激的な酸と噛み応えのあるタンニンによってしっかりとしたストラクチャーが造られている。フィニッシュまで心地良い張りが続き、スパイシーなタッチを伴う素晴らしい果実の余韻が楽しめる。