ヴェルテュに植わる樹齢65年を上回るシャルドネから生み出されるコトー・シャンプノワ。みずみずしい洋梨や柑橘果実、白い花の繊細なアロマを炒ったナッツやナツメグのアクセントが彩っている。ミディアムからフルボディの味わいで、透明感ある美しい果実味、絹のような酸と塩味が一体となったフィニッシュへと繋がっていく。
ビトリアナと並びバルトゥイエ最高の畑と名高いラポラオのメンシアを使用。樹齢約50年、鉄分を含んだ粘土質土壌。ボイセンベリーやダークチェリー、ブラックラズベリーのアロマにスミレとスパイスのヒント。アタックはスパイシーだが、時間とともにダークチョコレートを思わせる繊細な甘さが旨味を伴って広がっていく。
北側斜面の標高750mにあるコントラーダ、モガナッツィのブドウを使用。1m程度の厚みの火山灰の下に火成岩があるため、ワインのスタイルはその両方の個性を備える。火山灰由来の華やかなブーケを持ちながら、火成岩由来の硬質なミネラルとテンションが一体となっている。
ChardonnayとMeunierの頭文字、Pinot Noirの末尾を取って名付けられたワイン。ムニエはリッチさを、ピノ・ノワールは厚みと骨格、シャルドネはエレガンスとチョークのニュアンスを与える。名前の通り、この地の主要3品種のチャーミングで素晴らしい調和が楽しめる満足度の高い1本。
香りは新鮮な果物と花の香りが広がる。味わいには豊かで成熟したフルーツ風味が印象的。後半にはミネラル感が鮮明に現れる。長い余韻が続き、テロワールのエネルギーを感じさせる。
キュヴェ名は、畑が位置する通りの一番高い場所にある教会に由来し、その畑が23番地に位置することから名付けられた。熟した白桃とバルサミコや東洋的なスパイスの魅惑的な香り。アタックは力強く、酸味とミネラルのバランスが取れている。フィニッシュには心地よい塩味が長く続く。
良く熟し凝縮した赤果実や黒果実のアロマに加えて、土やリコリス、スパイスなどのニュアンスがある。味わいは、生き生きとしてフレッシュさを感じる。シルキーでしなやかなテクスチャーで余韻は長い。
メニル最上と名高い単一区画、レ・シャティヨンの上部に植わるブドウを使用。1960年代植樹。白桃や白い花、ブリオッシュの華やかなアロマ。肉付きの良い口当たりで、円熟した果実味と細やかな酸が一体となったフィニッシュはどこまでも続いていく。
ムニエの輝き、ピノ・ノワールの品格、シャルドネのフレッシュさが調和したロゼ。熟したストロベリーやラズベリーにローズペタルやエルダーフラワーのアクセント。軽快な酸がありフレッシュだが、黒ブドウ由来の重厚感も感じられる。
熟したレッドチェリーや甘酸っぱいストロベリーのジューシーなアロマに、チャーミングなスミレの花のニュアンス。アリアニコの豊かな果実味とフレッシュな酸味が感じられる。