芳醇なグレープフルーツやレモンの香りが広がり、口中にはヨードや濡れた石など明確なミネラルのニュアンスが感じられる。複雑でエネルギーに満ちたワイン。
メルフィの南にある砂岩と石灰質土壌の区画ウルトビーズのブドウのみを使用した単一畑のシャンパーニュ。グリルしたパンやバター、熟したリンゴのアロマ。凝縮した果実味を上品な酸が引き締める。優良な果実、古樹からもたらされる複雑味がストレートに感じられる。
初ヴィンテージ1982年。モンフォルテの東側斜面で最も名高いクリュ・ジネストラは2箇所に分かれているが、このバローロは海抜400m-450mの南東向き斜面のジネストラの集落側のブドウから造られる。熟した色の濃いプラム、スミレ、甘いスパイス、ミネラルが幾重にも層をなす香りに続き、口の中を満たすのは凝縮した深みのある果実と厚く滑らかなタンニン。パワフルかつ厳粛な男性的バローロ。
0.46haの東向きと南向きの2区画。樹齢は驚きの平均100年。控えめなオークのニュアンスに、あふれんばかりのスパイス、ブラックラズベリー、プラム、フローラルなアロマが溶け込む。口に含むと果実の濃密さ、緻密なタンニン、そこに上質なミネラルが溶け込んでおり、複雑なフレーバーがいつまでも消えずに口の中に残り続ける。長熟のポテンシャルを持ちテロワールの表現に長けた、まさに最高傑作と呼ぶにふさわしいスーショ。
南東向き、海抜255~280mのわずか0.53haの畑。非常に濃密なスミレやバラ、レッドカラントの風味が感じられる。
0.47haの畑。平均樹齢は50年。抑制が効いていながらも、スパイシーさがあり、レッドとダークチェリー、プラム、バイオレット、ラベンダー、かすかに土っぽさがある複雑なアロマ。輪郭のはっきりとした、つやのあるミディアムボディのフレーバーに豊富なミネラルが溶け込み、驚くほど長いバランスの取れたフィニッシュにつながる。
完熟チェリーやプラム、野生のベリー系果実に、エスプレッソやスモーク、甘いオークのニュアンスが複雑さを与える密度の高い香り。肉厚でパワーに満ちた味わいは非常に滑らか。ハイジ・バレットのスタイルである豊満な果実が、アトラス・ピークの特徴である堅固なタンニン、涼やかな酸、スパイシーなミネラル感により輝きを増す。『頂上へ』という意味のキュヴェ名にふさわしい、『ナパのワインの女神』が手掛ける山系カベルネの頂点。