丘に囲まれた立地で風が遮られ、日照量は多いエリア。外観はレモングリーン。香りにはトーストしたブリオッシュの香りとオレンジ、レモンのアロマが感じられ非常に魅力的。味わいにはバターのような複雑な風味があり、洗練されたベルベットのような口当たり。力強く持続性が高いワイン。
ヴィンテージごとの気象条件と、それに伴うブドウの成熟具合を見極め、対象区画となる コニェ、フォンジャン、シャンポンの中から最も超熟に適した1区画を選択し造られる。年ごとに区画の選択肢は変わり、4年という長い年月を経てリリースされる。ブランデー漬けのブラックチェリーやドライスパイスの複雑なアロマ。凝縮感のあるリッチな味わいで、口当たりは絹のように滑らか。余韻は非常に長い。
標高330mにある西向きの畑。樹齢は30 年を超える。熟度のある黄色い果実のアロマフとレッシュな柑橘のアロマが感じ取れる。口に含むと柔らかで充実した果実味を、いきいきした酸が下支えしている。旨味のあるフィニッシュ。
グラン・エシェゾーのすぐ近く、ル・グラン・モーペルテュイにあるわずか0.93haの畑。平均樹齢は50年だが、一番古いもので113年。スミレの花びら、熟したプラム、ブラックカラントに加えてクローブやナツメグなどの複雑なアロマ。口に含むと、まず初めにビロードのように滑らかで甘いダークベリーを感じ、桑の実やホワイトペッパーのヒントもあらわれてくる。活気ある酸は甘味と溶け合い、しっかりとしたタンニンでさえもきめ細かく高貴さを感じさせる。長い余韻にしっかりとしたストラクチャー、そしてナチュラルなバランスと安定感がある。アンヌ・グロの手掛ける素晴らしいクロ・ヴージョ。
樹齢30年、粘土質豊かな畑から造られる。ブラックラズベリーとスモーキーなミネラルのアロマにわずかな還元のニュアンスが感じられる。甘くしなやかな口当たりで、ブラックラズベリーとリコリスのフレーヴァーが大変奥深い味わいを生み出している。ソフトなタンニンに美しい酸と塩味がバランスよく混ざり合い、果実の広がりと共にきれいな余韻につながっていく。
初ヴィンテージ2006年。ドメニコが長年夢見ていたセッラルンガからのバローロの畑は海抜450mの南東向き斜面にあり、銘醸畑カッシーナ・フランチャの近くに位置する。クレリコのモンフォルテのバローロと同様に豊かなボディとしっかりとしたストラクチャーを備えているが、タンニンはよりエレガントで女性的なスタイルである。尚『野生の飛行機』という意味を持つキュヴェ名は、手に負えない腕白坊主だった幼少頃のドメニコに父親が与えたニックネーム。その名は6種類の異なるラベルにも表現されている。特製木箱入りの6本セット。