
ニエミツの基本のシャルドネ。サン・ジョヴァンニ・アル・ナティゾーネにある南向き斜面と南西向き斜面にある若樹の2区画をブレンド。土壌はポンカと粘土。白い果実、スモーク、スパイス、杏仁を思わせる樽がしっかりときいた香りに、清涼感あるきれいな味わい。余韻にはミルキーなニュアンスが感じられる。

ピュリニー・モンラッシェに位置する区画の中で、特に古木から選ばれたブドウが使用されるキュヴェ。樹齢は50年以上。より濃密で果実味が際立ち、口の中での広がりが大きく、長い余韻が特徴。

ミアーニと共同購入したズィテッレの畑の中でも東向きでソーヴィニヨンに最も適した涼しい区画。通常のソーヴィニヨンより長い熟成をさせることでよりクリーミーでリッチなスタイルに仕上がっている。白桃、パッションフルーツ、ローストしたアーモンドのアロマは、華やかでありながら温かみさえ感じさせ、アロマティックな品種の個性が溢れんばかりの果実味で表現された見事な一本。

レ・ロアショースにある0.76haの畑。25年間、ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スールに貸していた畑で、2007年に帰属。樹齢25年。レッドカラント、黒系果実のリキュール、バラの花びら、スパイシーな木のニュアンスを感じる表現力豊かなアロマ。赤系果実のソースのようなこのワインの円熟感と力強さは、刺激的な酸と噛み応えのあるタンニンによってしっかりとしたストラクチャーが造られている。フィニッシュまで心地良い張りが続き、スパイシーなタッチを伴う素晴らしい果実の余韻が楽しめる。

ムルソー三大プルミエ・クリュのひとつ。南~東向きの僅か0.28haの畑。樹齢は平均50年。熟度の高い果実を思わせる芳醇で力強いアロマ。シャルムらしい優美でふくよかな口当たり。力強いフルボディの中に緊張感あるミネラルがあり、素晴らしい張りがある。フィニッシュには透明感のあるクリアなミネラルが伸び、奥深く長い余韻につながる。熟成のポテンシャルが極めて高い偉大なワイン。

メニルのブドウのみで作られる。ワイン名は区画名に由来。砂糖をまぶした柑橘果実、ベルガモットやジンジャーにバニラのニュアンスを感じる表情豊かでフレッシュなアロマ。アタックは心地よく、鋭い酸としっかりとしたボディーを持つ。果実とオークの絶妙なバランスに塩っぽいミネラルとかすかな苦みが重なり、直線的でチョーキーな長い余韻につながっていく。

コルディエのラインナップでも特に優れたテロワールを持つ畑から生み出される。樹齢70年以上の4つの区画を巧みにブレンドすることにより、複雑味のあるバランスの取れた味わいを表現したメゾン・クリストフ・コルディエの自信作。