
樹齢は35年。ムルソーの丘の上部Les Tilletsと、粘土が増えるEn la Barreの区画をメインに使用しているため、粘土質の土壌がこのワインに骨格を与えている。熟した柑橘や白桃に加えトーストのニュアンスが感じられ、丸みのある質感でありながらもフレッシュな酸が全体を引き締める。余韻には、美しく伸びやかなミネラル感が続く。

柑橘系の香りが主体で、ほのかに白い花のニュアンスが漂う。キレのあるシャープな口当たりで、非常にミネラルに富んでおり、素晴らしいテンションを感じる。

標高550mの最も高い区画に混植された約47種のブドウから造られる。凝縮感と複雑さを併せ持ち、魅惑的なアロマを放つ。きりっとした輪郭の中にラズベリーの風味が際立ち、タンニンは柔らかい。若いうちから楽しめる、洗練されたスタイル。

シャンボール・ミュジニーの南端、エシェゾーに隣接する僅か1.10haの区画。樹齢は15年と55年が混在。レッドカラントやラズベリーのピュアな果実にバラやスミレなどの芳香豊かなアロマ。生き生きとしたザクロやクランベリーのフレーバーはジューシーな酸と柔らかなタンニン、洗練されたミネラルによってバランスを取り合っている。赤系果実とフローラルのノートのおかげでエレガントな風味が最大限に引き出たフィニッシュとなっている。

メルフィにある様々な土壌タイプの畑からのワインをブレンドすることでメルフィのエッセンスを昇華させ、シャルトーニュ・タイエが根差す地を総合的に表現したシャンパーニュ。リンゴの蜜のふくよかさとさわやかさを思わせるエレガントな香りが心地よい。旨みとして感じる細やかなミネラル感と果実のジューシーさに富むアタック。ハチミツやバターのふっくらとしたボリュームに加え、長期熟成の複雑さ、そしてアフターのフレッシュさが全体のまとまりを良くしている。高く広く華やかに感じられるのは、砂を多く含むメルフィのテロワールならでは。キュヴェ名はメルフィの守護聖人サンタンヌに因む。

初ヴィンテージ2011年。ドメニコ・クレリコの集大成として生まれたノーマル・バローロ。クリュ・ジネストラ主体にクリュ・モスコーニをブレンド。クオリティを高めるべく、これまで以上にクリュ・バローロの選果を厳しくしたため、このワインにはかつてのクリュ相当のブドウが使われている。チェリーやプラムなどのジューシーな果実、タバコ、革、スパイスの香り。厳格なタンニンを備えた堅固なストラクチャー。フィニッシュは長く力強い。クレリコが根差すモンフォルテを総合的に体現したバローロ。

わずか0.21 haの東向きの2区画。樹齢は平均55年。大変魅力的なアロマでレッドカラント、イチジク、スミレ、ミネラルにかすかなスパイスのヒントを感じる。驚くほどシルキーな口当たりを持ち、ジューシーな赤系果実のピュアな甘みから、次第にブラックチェリーやリコリス、強固なタンニンといった要素が現れてくる。引き締まったフィニッシュへ向かう中で塩気のあるミネラルが心地よく広がる。