
サントネ、マランジェ、シャサーニュのコミューンにある複数の区画のブドウをブレンド。平均樹齢は45年だが、最も古いブドウは1950年代に植樹された。チェリーやプラムの心地よい香りを背景から支える仄かなオークのニュアンス。しなやかなアタックに続き、充実した甘味をともない果実が広がる。伸びやかな味わいをしっかりとしたタンニンが支えている。

クロ・デュ・ロワやレ・ロンジュロワなど、主に斜面中腹に広がる複数の区画をブレンド。トーンの高いベリー系果実のアロマティックな香りにスモーキーなニュアンス。フレッシュな果実が口の中をしなやかに満たす。味わい同様、フィニッシュもエレガント。

平均樹齢65年。灰色〜暗赤スレートに鉄分と珪岩を含む砂壌土。紅茶、ミント、タイム、オレンジやタンジェリンの皮、熟した桃やパイナップルの香り。口中では鉄分豊かなスレート由来の力強いスパイシーさがありつつ、驚くほどピュアで洗練。ジューシーな果実味とハーブの高いトーンを感じる。フィニッシュは長く、塩味とグリップに満ち、モーゼルのモンラッシェと称されるにふさわしいワイン。

アヴィーズのシャルドネとアイのピノノワールのブレンド。それぞれ南向きの区画で、樹齢は約40年。キュヴェ名の由来はワインの色調がヤマウズラ(Perdrix)の目(oeil)のような淡いピンク色をしていたため。初めは内向的だが、時間と共にアプリコット、オレンジやグレープフルーツにサフランなど複雑で表現豊かなアロマに変わる。アタックはリッチで調和がとれており、フランネルを思わせるテクスチャーからヘーゼルナッツと塩味を伴ったフィニッシュにつながる。

亡き父の為にオマージュ的に2009年より造られた限定キュヴェ。とても美しい深い紫色。ブラックベリーや砕いたストロベリー、ロースティーなニュアンスやバニラなどのノートのあるリッチでパワフルなノーズ。口に含むとソフトで非常にバランスの取れたワイン。タンニンは複雑で、フィニッシュはとても心地よい余韻が残る。

コート・ロティの極上の区画であるランドンヌにあるわずか0.25haの畑。樹齢は37年で酸化鉄が多く混ざったマイカ・シスト土壌。完熟したブラック・カラントやラズベリーにリコリス、スモーク、フローラル、エキゾチック・スパイスののヒントがある複雑なアロマ。口に含むと果実の肉付きの良さや凝縮感を感じ、甘くスモーキーなカシスやブラックベリーのフレーバーが広がり、滑らかで調和のとれたタンニンが生み出すテクスチャーが楽しめる。素晴らしい余韻と長熟ポテンシャルを持つ、年産わずか2樽の非常に希少なワイン。

ワイン名はフェリーを意味する「Fahr」とスレートを意味する「Lay」という言葉から作られていて、南向きのこの区画に隣接するモーゼル川をフェリーが横断している様子が浮かぶ。ブルースレート主体の土壌で、樹齢90-100年のブドウが植わっている。白桃やマルメロ、ナツメグのリッチなアロマ。ジューシーなアプリコットに染み入るスレートのミネラルと、生気あふれる美しい酸とのバランスが素晴らしい。フルボディで奥深く、大変長い余韻が楽しめる。

ロンギッヒ村にあるマキシミン・ヘレンベルクの区画に1896年から植えられているブドウをのみを使用。1896年当時の方法が用いられ、栽培は棒仕立て、収穫は選定せずに一括で行い、足でブドウを破砕、古典的なバスケット・プレスを使用、天然酵母で発酵させ温度調節はしない。芳醇でスパイシーなアロマを持ち、柑橘果汁を思わせるジューシーなフレーバーに古樹由来の複雑さとフィネスが備わる。計り知れないポテンシャルを感じさせる稀代の逸品。