ミネラルやスパイスがアクセントとなった黒系果実、パイプタバコのアロマ。エネルギッシュなブラックベリー、ビターチェリー、リコリスのフレーバーがあり、アフターにかけて次第に甘みを増していく。フィニッシュはスパイシーで余韻は長い。
青リンゴや柑橘、白い花のアロマ。フレーバーは凝縮感とボリュームがあり、果実味とミネラル感や緊張感が綺麗に調和している。
ジュヌヴリエールの斜面下部の畑。洋ナシと黄桃、古樹の層が重なり合った深みは長い余韻へ続く。凝縮感の極みとなった秘めたエネルギーのエキスの塊。
メニルにある単一区画、クーレメからのブドウを使用。1950年代植樹。白桃、白い花、ヘーゼルナッツ、アカシアの蜜が織りなす繊細で複雑なアロマ。滑らかで多層的な味わいをミネラルのアクセントが彩っている。アドリアンが手掛けるメニルの単一区画シリーズの中でも最も凝縮度と張りが感じられる。
わずかに緑がかった淡いゴールドの色調で、熟成と共に色が濃くなっていく。非常に表現力豊かなノーズにはサンザシやアカシアの花のブーケを感じ、そのあとを火打石や焼きたてのクロワッサンのアロマが続く。完璧に溶けこんだオークがこれらすべての特徴を強調し、味わいの豊かさと快活さを際立たせている。
メンシアのスタンダードキュヴェとなるワイン。バルトゥイエ・デ・アバホ村内の複数の区画のブレンド。樹齢50年以上。チェリーやラズベリーのフレッシュなアロマ。ジューシーで丸みがあり、フレッシュでバランスが取れている。
北側斜面のランダッツォとカスティリオーネ・ディ・シチリアに所有する標高600~900mの畑からのブドウをブレンドして生産。薄くはないが軽やかで、渋みは強すぎないが程よい緊張感がある、いわば「白のボディと赤の味わいを併せ持つ」というスタイルを理想として作られているロゼ。
トロピカルフルーツやアカシア、リンゴ、バニラビーンズが混ざり合うエレガントなアロマ。シルキーで柔らかくしなやかなテクスチャーに、塩味のあるミネラルが中心に感じられる。ミネラルが頬を引き締める長いフィニッシュ。
プルミエクリュのシャルムの中でも標高が最も高い区画。力強いフレーバーと豊かなテクスチャー、バターのような風味が強く、長い余韻と深みを持つ一貫性のある味わい。
オヴェッロの畑は丘の頂上に位置し十分な日射量があるが、谷からの風が吹き抜けるため非常に繊細な特徴を持つとされるクリュ。樹齢70年の古樹がそのテロワールを表現し、際立ったエレガンスと生き生きとしたミネラルを持つ、繊細でありながら凛々しく美しいクリュ・バルバレスコとなっている。