白桃やマンゴーのリッチで芳香高い果実のブーケに、白い花や甘やかなスパイスのヒント。オイリーなテクスチャーが長くフレッシュな余韻へと続く、スパイシーなフィニッシュ。
ガッリーナの畑は南西に面し、土壌はカルシウムを多く含む石灰岩で、中程度の砂が混じっている。この畑はワインに素晴らしい力強さ、しなやかなタンニン、生き生きとした赤い果実味を与えている。
味わいに奥深さとテクスチャーの複雑さを持ちながら、リンゴのような酸味と果実感が見事に調和している。赤いリンゴのアクセントがあるクリスピーでミネラリーなフィニッシュ。
ネゴシアンラベル。エリックがベリヴィエールを立ち上げる前に醸造を行った懐かしい地域、南ローヌのヴァントー地区のブドウを使用。醸造・熟成をAOC地域内で行わず、ベリヴィエールに移動させて行っているためVDFとなっている。ブラッドオレンジやレモンピールにフローラルなアロマが混ざり合い、白コショウのヒントがワインを引き立てている。ソフトなタンニンが溶け込む爽やかで繊細なオレンジワイン。
ボンヌ・マールの下部、プルミエ・クリュのレ・ボードに隣接する1.07haの区画。樹齢は平均50年。スモーキーなオークと完熟した赤系・黒系果実、次第にチョーキーなニュアンスが強まっていくアロマ。広がりのあるフルボディで、濃密な甘さをしっかりとしたタンニンとミネラルが引き締めている。中盤からはブラッドオレンジを感じさせるフレーバーが広がり、塩味を伴うミネラルの素晴らしい余韻につながる。