国道74号線を挟んで斜面と反対側に広がるヴォーヌロマネの3区画のブレンド。わずか0.8hに植わる樹齢30年のブドウを使用。赤系果実に軽いスパイスの混ざった黒系果実のアロマが広がる。口に含むと上質な果実味と柔らかいタンニンがうまく一体化してミディアムボディーを作り、実にエレガントなフィニッシュへと向かっていく。ACブルゴーニュの中で最高のワインのひとつ。
テルロとソット・カステッロ・ディ・ノヴェッロの2つのクリュのブレンド。甘みを感じさせるほど熟したフルーツはとてもまろやかな口あたりですぐ飲んでもその美味しさを充分に味わえる。やわらかく、オークの香りと完熟ブドウが織り成す複雑な風味をもつ素晴らしいワイン。
所有畑の他の区画と異なり、東向き斜面に位置し主に凝灰岩質の砂や川石からなるロレートの畑には、フィレンツェ大学が厳選した粒の小さな実をつける古い8種のクローンが土壌の種類に合わせて植え分けられている。赤いチェリーやプラム、リコリス、革、スパイスがアロマティックな多層的な香り。フローラルな果実の広がりが素晴らしく、複雑な味わいはフィネスとエレガンスに満ちている。
カシスやブルーベリーの力強い果実のブーケに、ライラックやスミレのニュアンス。口当たりはベルベットのように滑らかで、洗練されたストラクチャーと繊細な酸がフィニッシュを引き締める。アタックからフィニッシュまで気品とエレガンスを纏ったまさに「ポイヤックの貴婦人」。