カシスやブルーベリーの力強い果実のブーケに、ライラックやスミレのニュアンス。口当たりはベルベットのように滑らかで、洗練されたストラクチャーと繊細な酸がフィニッシュを引き締める。アタックからフィニッシュまで気品とエレガンスを纏ったまさに「ポイヤックの貴婦人」。
シャルモット、シュイエ、マラディエールの3つの区画のブレンド。平均樹齢50~80年の古木から生み出される凝縮感のあるワイン。
1950年植樹の単一区画のメルロから造られる。ブラックチェリーのジャムやエスプレッソ、スパイスの濃厚な香りと同じく、凝縮した力強い果実と豊かなタンニンが口蓋を満たす。パワフルなスタイルだが、終始一貫感じられるエレガンスに『フリウリのグランクリュ』のひとつポヴォレットのテロワールが活きている。
シャトーヌフのアペラシオンの南端に接するコート・デュ・ローヌの区画ラ・リオネのブドウを使用。レッドカラントやチェリーなどの粒の小さな赤い果実が詰まった華やかな香り。完熟果実の甘み、エレガントな酸、細かなタンニンが織りなすトーンの高い滑らかな味わい。シルキーなフィニッシュにはコショウやハーブのヒントが響く。
クールでエアリー、そしてピュアな香りが特徴的。ヘーゼルナッツ、柑橘類、青リンゴ、カーネーションの香りが感じられる。味わいは中程度のボディでありながら、強烈なインパクトを持つ。骨のようにドライで、若々しく厳格な直線的なフィニッシュが非常に長い余韻を残す。
樹齢40年以上の古樹のブドウを使用。浅い白亜質の下に石灰石や石の層を持つ痩せた土壌と不毛な気候により、収量は自然と制限される。ブルーベリーやブラックベリーなどの果実やオリエンタルなスパイスの中に、樽由来のトースティでスモーキーな香りがよく溶け込んでいる。ベルベットのように艶やかなタンニンは甘く、熟した果実は非常にジューシー。ボリュームあるアタックだが、ミネラル・酸により瑞々しさも備えており、果実、アルコール感、オークのエレガントなバランスが素晴らしい。長い余韻には、深みのある果実の旨みが力強く続く。