所有する他の2区画(Vireuils, Tillets)に比べて標高が高いため、より爽やかで、緊張感がある。樹齢80年以上の樹からは、結実不良のように小さな実がなり、収量は大変少ないが、常に健全で非常に質の良いものができる。繊細さで頭一つ抜きん出たムルソーであり、心地よい酸とミネラルがまっすぐ一本通ったワイン。
クレピヨの畑は2.75ヘクタールだがジェラール・セガンは、そのうちの0.9ヘクタールを所有している。これは家族の所有地から持ってきたものである。 樹齢は非常に古く、ほとんどが樹齢90年以上、中には100年を超えるものもある。甘草やスミレのアロマを持ち、生き生きとして非常にフルーティな味わい。複雑でバランスの取れたワインで、デリケートで持続性のあるフィニッシュを持つ。
納得のいくクオリティのブドウが収穫できたときにのみ造られる特別キュヴェ。アヴィーズ、クラマン、オジェのグランクリュの畑で育つ樹齢60年の古樹のシャルドネからは滑らかさと複雑さが、マンシーの畑のピノ・ノワールからはストラクチャーが、ピノ・ムニエからはフルーティな香りが備わる。ふくよかなボディと堅牢なミネラル、キレのある余韻のバランスが素晴らしい。
ラングドックで最初に植えられたシャルドネの古樹、若樹をメインに使用し、独特なテロワールを表現。オート・ヴァレの特徴であるフレッシュかつミネラリーなキャラクターと、アロマティックな完熟果実の調和が素晴らしい。バニラ、ナッツの甘く華やかな香り。口当たりは丸く滑らかで、ブルゴーニュ的な品の良さも感じられるフルーティなフルボディ。
オラインはエギスハイム村のもうひとつのグランクリュ、フェルシクベルクに対面する丘に広がるリューディで、三畳紀の石灰岩やジュラ紀の石を含む礫岩質の石灰岩土壌を持つ。北東向き斜面のため、南部アルザスの温暖な気候を享受した豊かな果実が得られると同時に、バランスの良い酸も保持される。熟したアプリコットや南国系果実の豊かな香りに蜜っぽさやスモークのニュアンス。肉厚な果実を備えた味わいは密度が高く、ブドウの糖度の高さを感じさせるが、同時に快活な酸が素晴らしい均整をもたらす。フィニッシュにはスパイシーさやミネラル感が漂う。