
グラン・クリュ、メニル内のリュー・ディ「マロ」に植わる1990年植樹のシャルドネを使用。柑橘果実や砂糖漬けのオレンジピールに、ドライフラワーのヒント。豊かな果実味の奥には、チョーク由来の骨格がしっかりと感じられ、塩味の効いた長い余韻が続く。

クリュ・ファセット内の南向き、標高245m、1995年植樹のブドウを使用。
輝きのあるほのかにオレンジがかった色調。バラの花束、赤果実と黒果実のアロマは非常に凝縮していながらトーンの高い印象に加え、木の実や土のニュアンス。焦点が定まったアタックに、緻密なタンニン、しっかりとしたストラクチャが感じられる。スパイスやミネラルを要素が重なり、非常に持続性のあるフィニッシュ。

NantouxのEn Chaumontに所在する2haの区画。ナントゥの採石場跡地から区画へと続く石だらけの道に由来。フリンティなミネラル感と高い酸が印象的なワイン。

サン・シール・アン・ブールの南西と東向きの畑に、1980年に植樹されたカベルネ・フランから造られる。現当主の父、イブ・ランベールにちなんで名付けられたワイン。赤系果実、ドライハーブ、スミレの繊細なアロマが広がり、口に含むと柔らかなテクスチャーで飲み心地の良く、親しみやすさと芯の強さを兼ね備えている。

赤い果実と赤い花の華やかなアロマが印象的。豊かな果実の甘みとスパイスがアクセントとなり、タンニンは緻密。ミネラルと酸が引き締めるエレガントなフィニッシュが心地よい。