
2018年に新たに所有した区画、クロ・ドゥヴァン・ル・ジュから造られる。ブルーとグレーのシスト由来の豊かなミネラル感が、ワインに美しい張りと奥行きをもたらす。レモンの皮のような爽やかなニュアンスに、熟した梨のふくらみ、蜜蝋を思わせる穏やかな香りが重なり、全体は上品で洗練された印象。静かな力強さと長期熟成への高いポテンシャルを感じさせる。

カゼルから30km離れた、優良区画レ・カレタルの真下に広がるクロ・デ・コンベットの畑。石壁や自然に囲まれ、北風から守られた東向きの粘土石灰質土壌で育つ、2016年、2020年植樹のピノ・ノワールを使用。小さな黒系果実に、甘やかでスパイシーなペッパーのニュアンスが際立つアロマ。口当たりは緻密で正確、心地よい塩味を備え、糖度と酸味のバランスが驚くほど見事。若いうちから瑞々しい果実味を楽しめるが、長期熟成のポテンシャルも秘めた1本。

レッドベリーやチェリー、オレンジの皮、アニスなどのスパイスの香りが溢れ出し、グラスの中で空気に触れるにつれて、より緻密なニュアンスへと変化していく。口に含むと凝縮感が感じられ、きめ細かくシルキーなタンニンが、このワインの持つ魅力をより一層引き立てている。

テルロとソット・カステッロ・ディ・ノヴェッロの2つのクリュのブレンド。甘みを感じさせるほど熟したフルーツはとてもまろやかな口あたりですぐ飲んでもその美味しさを充分に味わえる。やわらかく、オークの香りと完熟ブドウが織り成す複雑な風味をもつ素晴らしいワイン。