クレピヨの畑は2.75ヘクタールだがジェラール・セガンは、そのうちの0.9ヘクタールを所有している。これは家族の所有地から持ってきたものである。 樹齢は非常に古く、ほとんどが樹齢90年以上、中には100年を超えるものもある。甘草やスミレのアロマを持ち、生き生きとして非常にフルーティな味わい。複雑でバランスの取れたワインで、デリケートで持続性のあるフィニッシュを持つ。
納得のいくクオリティのブドウが収穫できたときにのみ造られる特別キュヴェ。アヴィーズ、クラマン、オジェのグランクリュの畑で育つ樹齢60年の古樹のシャルドネからは滑らかさと複雑さが、マンシーの畑のピノ・ノワールからはストラクチャーが、ピノ・ムニエからはフルーティな香りが備わる。ふくよかなボディと堅牢なミネラル、キレのある余韻のバランスが素晴らしい。
海抜400mの南-南西向き斜面にラングドックで初めて植樹された樹齢約40年のシャルドネを使用。良く熟した南国系果実のふくよかな香りにクリーミーな樽香。濃厚な果実の中には海抜の高さを感じさせる涼やかさも備えており、その味わいは南仏版『古き良きムルソー』。
オラインはエギスハイム村のもうひとつのグランクリュ、フェルシクベルクに対面する丘に広がるリューディで、三畳紀の石灰岩やジュラ紀の石を含む礫岩質の石灰岩土壌を持つ。北東向き斜面のため、南部アルザスの温暖な気候を享受した豊かな果実が得られると同時に、バランスの良い酸も保持される。熟したアプリコットや南国系果実の豊かな香りに蜜っぽさやスモークのニュアンス。肉厚な果実を備えた味わいは密度が高く、ブドウの糖度の高さを感じさせるが、同時に快活な酸が素晴らしい均整をもたらす。フィニッシュにはスパイシーさやミネラル感が漂う。
『ガチョウの泉』という名の区画名は、かつて地下の水脈から湧き出た泉にガチョウが集まったことに由来。収量を35-40hl/haに抑えた僅か0.5haの畑から生まれる。ゲヴュルツトラミネールが本来備えるフローラルな気品を十全に表現し、ミネラリーな骨格をも備える『真のグランクリュ』。
ヴェルドゥーノにある標高や向きの異なる複数の畑のブレンド。バラの花びらやラベンダーにワイルドチェリー、スモークやメントールなどが混ざる洗練された気品あふれるアロマ。ギュッと詰まったトーンが美しく広がり、口の中では繊細なバイオレットとバラのニュアンスが最初から最後まで続いていく。エレガントと同時に非常に官能的な印象。