標高170-220mにある2.5haの畑からのブドウを使用。香りは非常に複雑で、小さい粒の赤系果実が素朴に香り、スパイスやバルサミコ、甘草のニュアンスが顔を覗かせる。味わいは非常に丸みを帯びており、フレッシュさとともに心地よいタンニンが広がる。香りにもあったフレーヴァーが長く続く。
凝縮感のある白い果実の香りが感じられる。口当たりはよく、まろやかで、品質の高いブドウの風味を感じることができる。
青リンゴや柑橘、白い花のアロマ。フレーバーは凝縮感とボリュームがあり、果実味とミネラル感や緊張感が綺麗に調和している。
ムルソー村の南西向きの畑。レモンコンフィチュールの香りと軽いハーブ香。果実のヴォリューム感をジューシーに楽しみつつ、デリケートなミネラルが寄り添っている。
標高300m Fontainesの樹齢30年の畑。溌剌としたかんきつ系の酸味がはっきりと感じられる。非常にフレッシュでフルーティーなワイン。
ラ・モッラ村の中で最も歴史そして権威ある畑のひとつであり、この村を特徴づける香り・エレガンス・飲み心地を最も高いレベルで表現しているトップキュヴェ。オベルト家は代々、植樹タイミングの異なる3つの区画を合計1.3ヘクタール所有している。繊細で、花やスパイスのアロマがメインの非常にエレガントなバローロとなる。
セサールが生まれ育ったバルトゥイエ村へのオマージュ的ワイン。バルトゥイエ村からのブドウのみを使用し、余韻が長く、エレガントなワインを生み出す傾向のある粘土質、砂質土壌の区画を選びブレンドされる。熟したブラックベリー、ブラックカラントにカカオ、リコリス、砕いたブラックペッパーのヒント。しっかりとした骨格を快活な酸が支えており、複雑でスパイシーなフィニッシュ。
北側斜面の標高600~700mにあるコントラーダ、カルデラーラ・ソッターナのブドウを使用。火山灰は少なく、黒々としたこぶし大の軽石が表土のほとんどを覆うほどに存在する特徴的な土壌で、この畑には代々赤品種のみが植えられてきたが「長熟で偉大な白を生み出したい」という思いから2007年に一部を白品種に改植し、2014年から生産を開始。思惑通り、白のラインナップの中で最も濃厚で男性的、そして長熟のポテンシャルを秘めた荘厳なものとなっている。