ソリスト=独奏曲の意。ピエリーのシャルミエという区画に1964~1971年に植樹されたムニエを使用。ベリーのアロマ主体にゼラニウムや蜂蜜を感じさせるアロマ。充実したボディがありながら清涼感を感じさせる軽やかなフィニッシュ。
丘に囲まれた立地で風が遮られ、日照量は多いエリア。外観はレモングリーン。香りにはトーストしたブリオッシュの香りとオレンジ、レモンのアロマが感じられ非常に魅力的。味わいにはバターのような複雑な風味があり、洗練されたベルベットのような口当たり。力強く持続性が高いワイン。
ヴィンテージごとの気象条件と、それに伴うブドウの成熟具合を見極め、対象区画となる コニェ、フォンジャン、シャンポンの中から最も超熟に適した1区画を選択し造られる。年ごとに区画の選択肢は変わり、4年という長い年月を経てリリースされる。ブランデー漬けのブラックチェリーやドライスパイスの複雑なアロマ。凝縮感のあるリッチな味わいで、口当たりは絹のように滑らか。余韻は非常に長い。
標高330mにある西向きの畑。樹齢は30 年を超える。熟度のある黄色い果実のアロマフとレッシュな柑橘のアロマが感じ取れる。口に含むと柔らかで充実した果実味を、いきいきした酸が下支えしている。旨味のあるフィニッシュ。
グラン・エシェゾーのすぐ近く、ル・グラン・モーペルテュイにあるわずか0.93haの畑。平均樹齢は50年だが、一番古いもので113年。スミレの花びら、熟したプラム、ブラックカラントに加えてクローブやナツメグなどの複雑なアロマ。口に含むと、まず初めにビロードのように滑らかで甘いダークベリーを感じ、桑の実やホワイトペッパーのヒントもあらわれてくる。活気ある酸は甘味と溶け合い、しっかりとしたタンニンでさえもきめ細かく高貴さを感じさせる。長い余韻にしっかりとしたストラクチャー、そしてナチュラルなバランスと安定感がある。アンヌ・グロの手掛ける素晴らしいクロ・ヴージョ。