
グランクリュの最も西側、南西側の端に位置するグランクリュ・ブーグロは、力強いキャラクターを持ち、魚料理と絶妙に相性が良い。香りは牡蠣の貝殻、スパイシーさ、オレンジの樹皮。口に含むと、繊細なミネラル感とマンダリンのアロマが感じられる。

赤いベリーやスパイスの香りに、アーモンドやトーストしたブリオッシュのニュアンスが重なる。力強く、正確な骨格を持ちながらも、生き生きとしたフレッシュさが感じられる

標高330mにある西向きの畑。樹齢は30 年を超える。熟度のある黄色い果実のアロマフとレッシュな柑橘のアロマが感じ取れる。口に含むと柔らかで充実した果実味を、いきいきした酸が下支えしている。旨味のあるフィニッシュ。

芳醇なグレープフルーツやレモンの香りが広がり、口中にはヨードや濡れた石など明確なミネラルのニュアンスが感じられる。複雑でエネルギーに満ちたワイン。

樹齢50年の古樹の区画から造られる。色の濃いベリー系果実やスパイス、シナモンに彩られた味わいは緻密かつ繊細。重量感を感じさせないしなやかさが素晴らしい。

初ヴィンテージ1982年。モンフォルテの東側斜面で最も名高いクリュ・ジネストラは2箇所に分かれているが、このバローロは海抜400m-450mの南東向き斜面のジネストラの集落側のブドウから造られる。熟した色の濃いプラム、スミレ、甘いスパイス、ミネラルが幾重にも層をなす香りに続き、口の中を満たすのは凝縮した深みのある果実と厚く滑らかなタンニン。パワフルかつ厳粛な男性的バローロ。

0.46haの東向きと南向きの2区画。樹齢は驚きの平均100年。控えめなオークのニュアンスに、あふれんばかりのスパイス、ブラックラズベリー、プラム、フローラルなアロマが溶け込む。口に含むと果実の濃密さ、緻密なタンニン、そこに上質なミネラルが溶け込んでおり、複雑なフレーバーがいつまでも消えずに口の中に残り続ける。長熟のポテンシャルを持ちテロワールの表現に長けた、まさに最高傑作と呼ぶにふさわしいスーショ。