グラン・クリュ、メニル内のリュー・ディ「マロ」に植わる1990年植樹のシャルドネを使用。
最も優れた3〜4樽をアッサンブラージュしたワイン。良年のみ生産される。非常に凝縮したレモン、グレープフルーツ、桃の香りに仄かなはちみつやハーブの風味感じられる非常に複雑な味わい。
ジャコモ・タキスによって生み出された、イタリアのワイン史にその名を刻む革新的な作品。カシスやダークチェリーの完熟果実、エスプレッソ、タバコ、ミント、リコリスのアロマ。果実に満ちた味わいは外交的で、深みとボリュームを備えている。長い余韻にはトースティなニュアンスが漂う。
斜面上部に位置するクロアット最高の区画オベリスコからのブドウのみを贅沢に使用。よく熟した黒系果実と赤系果実のフレッシュで豊満な香り。凝縮したエッセンスを感じるが決して重苦しくなく、ぴんと緊張感のある酸と豊富なミネラル分がバランスを取っている。その軽やかさと複雑さの調和が秀逸。
トゥーロン・シュル・ローヌのすぐ近くのヴィラージュで、アラン・グライヨの畑もあるサン・ジャン・ド・ミュゾルからのブドウを使用。畑は南向きの斜面で、土壌は花崗岩、これによりシラーはよりミネラリーな性格となり、緊張感と力強さを得る。また、非常にブルゴーニュ的といえるソフトな抽出から、ワインにフレッシュさが備わり、クローズ・エルミタージュよりも固く引き締まったタンニンともバランスが良い。
初ヴィンテージ1979年。モンフォルテに所有する様々な区画のブドウから造られており、1950年に植樹された古樹のブドウも用いられている。爆発的に広がる様々なフルーツを詰め込んだ凝縮した果実がパワーをもたらし、クリーンかつミネラリーな香りがワインに生き生きとした味わいと余韻の長さを与えている。ボディ豊かなグラマラスなドルチェット。
樹齢約60年。砂質土壌のロエロの銘醸畑、ヴァルマッジョーレのブドウを使用しているため、ランゲと比べてソフトな味わいが楽しめる。スパイスのヒントを備えた野生のベリーのアロマティックな香り。柔らかさが心地よいネッビオーロ。
北東に位置するバス・メジエールと呼ばれる東向きの0.78 haの区画。樹齢は平均40年。アジアンティー、プラム、スミレ、スパイスの要素が層を成し、オークのニュアンスがしっかりとそれを支えている。表現豊かで複雑なアロマ。口の中では、心地よい果実の凝縮感と張りのあるタンニンの見事な調和を感じる。非常に長い余韻の中には一貫してミネラルの主張が感じられる。村名クラスを超越する、プルミエと同等の印象を受ける。
マレンカの畑の下部とワイナリーのすぐ下の畑から出来るノーマル・バローロ。樹齢は約50年。牧草、土、ナメシ皮、スパイスの温かみのあるクラッシック・バローロのテイスト。とても素直な性格の味わいで、タンニンと酸とのバランスも非常に良い。
海抜190-400mに広がる日照豊かな南西~西向き斜面の畑から、ブルネッロ用に区画を厳選。粒の小さな熟した果実のジューシーなアロマに、スモークやスパイスのニュアンスが深みを添える。細かなタンニンに包まれた艶のある果実。エキスに満ちた端正かつ享楽的な味わいには、この作品に続くクリュ・ブルネッロへの期待がかきたてられる。