
ライムの皮、白い花、レモンオイル、さわやかな果実、アーモンドのアロマが広がる。中程度のボディで、シャープで鮮明な酸味が口当たりを引き締め、果実味が引き立つ。しっかりとしたミネラル感が明るくクリスプなフィニッシュを作り出し、非常に活力に満ちている。

タイシーの西向きのリュー・ディ、Les Dessus de Monthouzonsに1963年に植樹された古木のムニエから造られる。リンゴやドライアプリコットの豊かなブーケが広がり、繊細な蜂蜜のニュアンスと混ざり合う。口に含むとフルボディでありながら、溌剌とした酸に加え、チャーミングで柔らかいテクスチャーと芳醇な余韻を楽しめる。

南東向きの丘陵地にある単一区画。深いゴールドに、ピーチの皮のようなピンクを帯びた色調。快活な酸味とブラッドオレンジの力強い風味が、熟したピノ・ノワールの豊かで丸みのある味わいを引き締めている。

フィサンを代表するプルミエクリュであるクロ・ド・ラ・ペリエールの南西に位置する畑で栽培される樹齢60年の葡萄。鉄分などのミネラル感溢れる硬質さと果実の凝縮感を併せ持ったワイン。

独奏曲を意するソリストは、特定の区画x単一品種によるピエリーのテロワールの表現。ピエリーのグット・ドールという区画に1951~1968年に植樹されたムニエを使用。フレッシュな柑橘果実やリンゴに白い花のアロマ。ムニエらしい柔らかなボディを持ち、ほのかな塩味を感じるフィニッシュはエレガントで非常に長い。