アルベサーニの畑は南向きで日照量が豊富なため他の畑よりもブドウの成熟が早く、加えて土壌は粘土が多いという特徴を持つため、たっぷりとした果実の熟度とパワーを持ったクリュ・バルバレスコとなっている。
プルミエ・クリュのシャルムとレザムルーズの間に位置する1haの区画。樹齢は平均40年。非常に上品なブラックベリーとボイズンベリーの芳香がグラスを回すごとに強まっていく。口の中ではエネルギッシュな黒系果実と端麗なタンニンを感じる。特にミネラルのテクスチャーが卓越しており、石灰岩を舐めているかのような感覚が余韻までしっかり続いていく。フィネスと繊細さを兼ね備えたまさにシャンボールらしいワイン。
ハチミツレモン、白桃、スイカズラといった芳香性の高いアロマ。濃密な果実味を感じながらも、酸は溌溂としておりアルコール由来のボリュームも控えめ。品種由来の香り高さと複雑味をクリーンかつピュアに味わうことができる。
急斜面の中腹に位置する区画のブドウから造られる。よく熟したブラックベリーやブラックチェリーなどの黒果実にスパイスのヒントがある表情豊かで力強いノーズ。洗練されバランスのとれた味わいは、豊かで肉付きが良く、テロワールの特徴である心地よいフレッシュさも感じられる。