サン・トーバンの北東側に位置する東南東向きの0.54haの畑。樹齢は45年を超える。フルボディーのリッチで複雑なワイン。ボリュームのある魚や白身肉との相性が良い。ジンジャーブレッドなど香り。2021年の特徴である新鮮さと良くバランスの取れたわずかなハチミツの風味が感じられる。
コート・ロティ南部に位置する南東向き斜面で片岩土壌。新鮮なイチゴやスミレの花のフレーヴァー。ミディアムからフルボディで、バニラとスパイス、熟したチェリーの味わい。リッチで深みがあり、シルキーかつ長いフィニッシュ。
良年にしか生産しないファーストプレスジュースのみをブレンドした特別なキュヴェ。3分の2はメニル・シュール・オジェとアヴィーズのシャルドネ、3分の1はアイのピノ・ノワールを使用。洋ナシ、シトラスオイル、焼きたてのパン、マンダリンオレンジ、アーモンド、バターのような香りがグラスの中で渾然一体となる。フルボディで深みがあり、非常に凝縮された果実と、細やかで美しい酸、長く響き渡る余韻がある。
東向きグラン・クリュの谷の右側に位置するプルミエ・クリュの畑。レモン、黄系果実にオレンジピールのアロマ。凝縮した豊富なミネラルに花の香りが広がり、骨格のあるワインで、素晴らしく長い余韻が続く。緻密でいて寛大さを感じる事が出来る一本。
カゼルにある1909年に植樹された1.07haの畑。カリニャンのポテンシャルを体現するワイナリーのトップキュヴェ。フィネスと力強いパワーが共存するワイン 。魅惑的な ラズベリー の風味が軸となり、そこに バニラとスパイスのニュアンスが 複雑な味わいを与えて長い余韻へ。シルキーだが存在感のあるタンニンが長熟への期待を高める。
Maximin Herrenberg の中でも最も傾斜が険しい急斜面に、接ぎ木なしで1902年に植樹された特別な畑。固いレッドスレート土壌のこの畑からは、よく熟したグレープフルーツやレモン、ピーチを思わせるようなリッチなアロマなどが豊富に感じられ、ふくよかな果実の中でミネラルと酸が複雑に絡み合った奥行きのあるワインが生まれる。モーゼルのエレガンスとリースリングの長期熟成のポテンシャルを味わえる偉大な1本。
2019年までCuvee Classique、Auguste Favier、Collection Charles Giraudの3つの異なるキュヴェを造ってきたが、ドメーヌでの18年に渡る経験を経て、シャトーヌフの伝統である「ひとつだけのブレンドワイン」に原点回帰。培った知識とブドウや土壌への理解を最大限に注いで造られるワインは、素晴らしい複雑性と余韻の長さを持ち、疑いようもなく最上のシャトーヌフとなった。黒果実やイチゴの風味にシルキーなタンニン。フィニッシュには高貴な佇まいを感じさせる。
熟した洋ナシ、アプリコットなどの果実にハチミツ漬けのナッツとブランデーを垂らしたような樽由来のリッチな香りに翻弄されるよう。ふくよかで品の良い果実の味わいから、心地良い酸・細やかなミネラルは驚くほど長い時間をかけて伸びていきフィネスの余韻に続いていく。