淡いレモンとライムの色合い。ブーケには火打ち石の香りが感じられ、その背後には果実の重みがほのかに感じられるが、依然としてミネラル感がしっかりと残っている。フレッシュな果実と肉感が全体的にうまく調和している。仕上げはやや乾燥しており、ベーコンのニュアンスもある。
パルティシオンはフランス語で”楽譜”を意味し、ドメーヌ最上の7区画から最も熟成ポテンシャルのある各1樽ずつを選び抜きブレンドしたトップキュヴェ。蜜リンゴやシトラス、白い花、ジンジャーブレッドのアロマ。アタックは力強く、中盤にはミネラルとほろ苦さを感じさせ、余韻は非常に長い。まるで7つの音符が最も調和の取れた楽譜を求めるかのように、それぞれの個性が1つになって素晴らしい味わいを奏でている。
En Charlemagneの反対側を北上したところに位置するLes Belles Filleの畑を使用。コート・ド・ボーヌの北端に位置するこの村は、ブルゴーニュで最も絵のように美しい村のひとつ。”Les Belles Filles ”は、私の娘Mahautに捧げるキュヴェ名。緑がかった淡い外観、ハチミツとスイカズラの心地よいアロマが感じられる魅力的なワイン。口に含むとこのワインが持つエネルギーとミネラル感が心地よく、余韻まで果実味と共に続く。ブルゴーニュの特徴を忠実に反映しているワイン。
グランクリュの谷の右側に位置するシャブリ・プルミエ・クリュ・モンテ・ド・トネールは、間違いなくプルミエ・クリュの中で最も完成度が高い。ミネラル感、花のタッチ、豊かさが凝縮され、偉大なヴァン・ド・ギャルド(長期熟成ワイン)に仕上がっている。アプリコットの香りに、バターとリコリス、ホワイトペッパーのタッチが加わる。素晴らしいミネラル感を持ち、力強く構造的なフィニッシュ。
鮮やかなルビー色のローブをまとったこのチャーミングなワインは、赤い果実の豊かなノーズをしている。味わいはまろやかでフレッシュ、軽やかで風味豊かなタンニンがある。