
平均樹齢60年。灰色のスレートに沈泥と石灰(貝化石)を含む砂壌土。完熟したアプリコットや桃、白トリュフの香りに火打石のニュアンスが加わり、洗練されたエレガントさ際立つ。口中では石灰由来の塩分を伴うミネラルに、スモーキーさやナッツが複雑に絡み、力強く奥深い。フィニッシュはアロマティックでピュア、余韻も非常に長い。わずか2.2haの限定グラン・クリュ。

レ・モトレットはブジーの南向き斜面の下部にある単一畑。1961年に植樹された。単一畑のシャンパーニュかつブジーのシャルドネ100%という非常に珍しいグランクリュのブラン・ド・ブラン。レモンや洋ナシ、アプリコットのフローラルな香りにほのかなトーストやスパイスのヒント。表情豊かでしなやかな味わいは、ブジーらしい力強さに満ちている。

カゼルの南にある3.1haの畑。標高は220mで南向きの粘土石灰質土壌。石灰岩の比率が非常に高く、畑は一面真っ白。全品種で古樹を使用するが、とりわけカリニャンは1904年から再植樹していない。ブラックベリー、砕けた岩石、土っぽさ、ミネラルを豊かに感じるアロマ。古樹に由来する複雑味・凝縮感と完熟したタンニンが驚くほどシルキーな口当たりを作り、そこにテロワール由来のミネラルが張りをもたらすことで黒果実のニュアンスと幾重にもわたって層を成していく。まさに南の太陽と、地中深くからエネルギーを与えてくれる土壌との魔法のコンビネーションであり、ミネルヴォアのグラン・クリュと呼ぶにふさわしいワイン。

ランゲンロイス村の北にある0.5ha。標高310-345m、南と南東向き、石灰岩土壌のグラン・クリュ級の畑。樹齢は平均44年。初めは少しシャイだが、同時にエレガントなアロマを感じる。桃やアプリコット、ヴァニラやアーモンドの上質でクリーミーなノート。口の中ではジューシーで、果実味が花開き、それぞれの要素が際立っていて力強い。エレガントでありながら非常にストラクチャーがある。長期熟成のポテンシャルを見ることができる。

グラモレーレはモンフォルテ・ダルバのガヴァリーニとブッシアの間に位置するクリュ。南向きで標高は350-450m。ワイルドベリー、スパイス、薫香、タールなどのバランスのとれたアロマ。しっかりとした骨格が特徴だが、レザーやリコリスの中に繊細なハーブのノートが溶け込んでおりエレガンスを感じさせる。バルサミコやミネラルの要素が内側からあふれ出てくるような長い余韻が印象的。