カシスやチェリーのジューシーなアロマにワイルドローズマリーやミネラルのニュアンスが重なる。凝縮した豊かな果実とタイトなタンニンがフィニッシュを引き締め、長い余韻の中で美しいバランスを見せている。
シマ・コルゴのブドウから造られるワイン。フルーティーな柑橘系果実とフローラルなアロマが楽しめる。まろやかな口当たりと心地よいボリューム感が調和し、ほろ苦さがアクセントとなった魅力的な余韻へと続く。
熟したチェリー、バラの花びらに黒系果実や土のニュアンスが混ざるフレッシュなアロマ。チャーミングな果実味が主体のしなやかでみずみずしい口当たり。生き生きとしたミディアムボディーのフレーバーは心地よい複雑さと余韻を持つフィニッシュにつながっていく。若い内からその魅力が楽しめるワイン。
丸みがあり、ジューシーで、果実味が非常に強い。ヴィンテージの影響か少し熟しているが、ミネラルの核があり、石のような口当たりで、緻密な質感と長くドライな後味がある。
グラン・クリュ、ピュイジュー内のリュー・ディ「レ・プティット・ヴィーニュ」に植わる1986年植樹のシャルドネを使用。
ヴォーヌロマネ西側に位置するコンコール村の標高400mの南東向き斜面。リシュブールやクロ・パラントゥから300mしか離れていない1haの区画。樹齢20年。マリーヌは娘の名前であり、かつこの地にみられる石灰や貝の化石といった海(Marine)に由来するものを表している。柑橘果実に加えて熟したリンゴ、洋ナシなどのフレッシュでエキゾチックなアロマ。樽熟成による程よいボリュームのある豊かなシャルドネだが、中盤から石灰土壌に由来するミネラルがヨードや塩気となって現れ、奥深さと素晴らしい余韻につながっていく。