
アルコール発酵及び瓶内2次発酵はブドウが持っている糖分のみで行うため、ブリュット用のブドウよりも更に1週間遅く収穫。瑞々しい柑橘類や白い果実の香りはシャープでミネラリー。シュナン・ブランらしい果実のコクが感じられる味わいは奥行きがあり、旨みがのっていながら非常にドライ。ドサージュなしかつSO2無添加のため、マリエルが惚れ込んだアゼ・ル・リドーのシュナン・ブランの魅力がピュアに表現されている。

クアート最高のクリュのひとつと評されるヴィーニュ・ロヴェッタは、グロジャンが復活させた畑。海抜550mにあり、通気性が良い。涼しい気候と砂と石灰から成る土壌は、スイスからもたらされた砂地の畑を好む晩熟の品種、プティット・アルヴィーヌに最適のテロワール。黄色い花や甘いオレンジ、アプリコット、洋ナシを思わせるフローラルな香り。肉厚な果実と緊張感ある酸のバランスが秀逸で、エネルギーとフレッシュさに溢れている。香り高さと濃密さというこの品種の美点とテロワールをよく表現していると、専門各誌でも評価が高い。

コート・ロティ南部のリュー・ディ、テュパン、モラール、コンバールに広がる南東向きの急斜面の畑から造られる。主にコート・ブロンドの花崗岩土壌に由来し、コート・ブリュヌの片岩土壌と比べて、より繊細でしなやかな果実味を備える。若いうちからその魅力を発揮し、豊かな果実味とエレガントな質感を楽しめるスタイル。コート・ブロンドらしい華やかさと親しみやすさを備えた、早い段階から楽しめるコート・ロティ。

ムルソーの国道近くにある2区画からくる樹齢50年のアリゴテ。非常にフレッシュで生き生きとしており、リンゴやグレープフルーツなどのピュアな果実味とミネラルがしっかりと感じられる。10年以上の熟成のポテンシャルを持つ驚くべきアリゴテ。

冷涼なグリーン・ヴァレーの中心にある樹齢30年以上の単一畑。テイスティングルームでのみ販売されるため、市場に出ることは少ない貴重なワイン。スモーキーなオークに縁どられたフルーティな香り。パイナップルや柑橘類を思わせる豊かな果実を支える美しい酸。余韻は長い。