海抜600-700m、全て南向きの1.5haの畑のブドウを使用。柑橘果実、アプリコットや黄色い花にわずかな青いハーブのアロマ。口に含むと、丸い酸に包まれた密度の高い果実味と旨味が広がり、そこにソーヴィニヨン・ブランらしいほろ苦さもしっかり感じられる。
グラン・シャロン、メ・シャヴォー、ドレッソール、ラルモー、スー・ラ・ヴルの5区画からのブドウを区画別に発酵、熟成させてブレンドする。レモンやマンゴー、アプリコットの花の凝縮したアロマ。口の中では、心地良い果実の厚みとクリスピーな酸が見事に調和し、オレンジピールと白胡椒のタッチを感じる余韻が楽しめる。
プレイ村にある「レ・プラント」と呼ばれる南向きの区画。樹齢は平均30年以上。フレッシュなレモンや青リンゴに白い花のフローラルなアロマ。もぎたての柑橘果実をかじったかのようなフレッシュでピュアな口当たり。のびやかな酸と塩味を伴った繊細なミネラルが清涼感のあるクリアな印象を作っている。
樹齢は6-35年、ジーファースハイム村近郊の複数の畑のブドウをブレンドしてつくられる。熟したリンゴや洋ナシに加え干し草やスイートコーンなどの要素が感じられるアロマ。液体にはツヤ感と弾力感の双方があり、大変にジューシー。この果実味を爽やかな酸味と豊富なミネラルが支え合い見事なバランスを生み出している。力強く長い余韻も楽しめる。ラインヘッセンのシルヴァーナーの魅力を知るきっかけとなる一本。
平均樹齢45年、0.17ha。東向きの1区画。大変フローラルなアロマには赤系・黒系果実にスミレが溶け込み、控えめな木のタッチが香る。口の中では、ジューシーなレッドチェリー、ストロベリー、マーマーレードに乾燥したマルメロのフレーバーを持つ。広がりのあるボディからは大きく、豊満な印象を感じ、落ち着きのある長い余韻につながっていく。素晴らしいエネルギーを秘め、長期熟成を期待させる最上のクロ・ブラン。
カイザーシュトゥール最高の畑の一つであるシュロスベルクのブドウを使用。急こう配で南向き、黒色の火山性土壌。平均樹齢は45年。ハーブやナッツ、微かなオークのニュアンスに加え柑橘系が香る心地よいアロマ。濃密でありながら非常にタイトなスタイルで、生き生きとした酸と塩気のあるミネラルが素晴らしい気品を生み出している。エレガントな余韻には火打ち石のニュアンスを感じる。GGと呼ぶにふさわしい珠玉のグラウブルグンダー。