プラム、チェリー、スミレ、砂糖漬けの果物の愛らしいブーケを放つ。ミディアムからフルボディで、サテンのように美しく洗練されたタンニンと心地よい酸を中心に構成されている。余韻も長く、バランスの取れた見事な出来栄え。
クロ・ド・ヴージョの上に位置する南東向きの区画。チェリーや赤系果実のピューレを思わせるノーズ。力強い口当たりで、とてもきれいな余韻が長く続く。
オレンジピール、レモンのアロマ。アタックからボディを感じる果実のフレーバーがしっかりと存在している。焦点の定まった緊張感のある酸とともに見事なフィニッシュを迎える。
樹齢60年のPetit Maupertuiの畑から生産されるワイン。濃縮されたレッドチェリーやレッドベリーの芳醇な風味が感じられる上質な1本。
Les SerpensとEn Vaultの区画にある0.83haの畑から生産。鮮やかな色調で、若いうちはスミレやカシスを思わせる香りが印象的なエレガントなワイン。熟成すると、熟した果実や砂糖漬けの果実、マッシュルーム、マイルドなスパイスのニュアンスが感じられるようになる。口に含むと、まろやかでビロードのような舌触りが心地よい。余韻は長く、砂糖漬けのフルーツとバニラのニュアンスがある。
樹齢50-100年。古樹の複数の区画をブレンド。熟した赤系果実にオリエンタルなスパイスのニュアンス。味わいは大きくリッチで、複雑さとバランスが素晴らしい。
遅摘みの貴腐ブドウを用いた贅沢な甘口ワイン。大らかな香りには、熟した南国系果実、大輪のバラ、白いスパイスがあふれている。ねっとりとした舌触りに続くのは、甘い果実と伸びやかな酸が織りなすゴージャスな味わい。長く漂う余韻にも、石灰豊富な海抜400-500mの畑が育むブドウの熟度と酸・ミネラルの完璧なバランスが感じられる。
墨、タール、リコリス、スミレ、甘いスパイスそして熟したダークチェリーの香り。ジューシーかつボディ豊かなメルロで、表情豊かな香りに沿うように、生き生きとしたフレッシュさが感じられる。豊満かつリッチな味わいであり、フリウリにもこれほどハイレベルな赤が生まれうるという偉大な例である。
隣州プーリアで手掛ける赤系果実がジューシーなプリミティーヴォ。口いっぱいに広がるラズベリーやチェリーなどの完熟果実。タンニンは細かく、角のないソフトなスタイルで各要素のつながりが非常に滑らか。ただ濃いだけでないエレガンスも魅力的。気軽に楽しむのにうってつけなコストパフォーマンスに優れた1本。