コトー・デュ・ロワールの中でも粘土質が強い土壌の樹齢25~45年のブドウを使用。小さな赤系果実、スパイスやハーブの上品なアロマ。口の中ではブラックチェリーやサワーフルーツの果皮にチョーキーなニュアンスを感じる。ル・ルージュ・ゴルジュは春にやってくる喉元の赤い小さな鳥へのオマージュであり、ピノ・ドニスを称えるワイン。
斜面のより上部に位置するレ・ティレはよりしっかりとしたミネラルが出ており、フレッシュなシトラスフルーツが溶け込んだ素晴らしいアロマを持つ。大変魅力的なミネラル主導のムルソーで、心地良い酸がエネルギッシュな印象を助長している。フィニッシュにかけて塩味もしっかりと感じられ、長い余韻が楽しめる。
樹齢50-100年。古樹の複数の区画をブレンド。熟した赤系果実にオリエンタルなスパイスのニュアンス。味わいは大きくリッチで、複雑さとバランスが素晴らしい。
遅摘みの貴腐ブドウを用いた贅沢な甘口ワイン。大らかな香りには、熟した南国系果実、大輪のバラ、白いスパイスがあふれている。ねっとりとした舌触りに続くのは、甘い果実と伸びやかな酸が織りなすゴージャスな味わい。長く漂う余韻にも、石灰豊富な海抜400-500mの畑が育むブドウの熟度と酸・ミネラルの完璧なバランスが感じられる。