美しく輝きあるルビー色。香りは、赤系と黒系の果実、スパイス、バニラの微妙な調和を感じさせる。フレッシュさ、調和と大胆さを併せ持つワイン。
赤いベリー、スパイス、オレンジの皮、バラの花びらの香りで始まり、フレッシュで活き活きとした風味が感じられる。中程度のボディで、しなやかで肉厚なテクスチャーが特徴。口当たりはサテンのように滑らかで、フルーティーな甘さがコアに感じられる。香り高く、口中を潤すようなフィニッシュで、バランスが取れた持続的な味わいを楽しむことができる。
所有しているChambertin Clos de Beze内のChambertinを名乗れる区画。年間1~2樽のみのごく少量生産。
この地の方言で『石』を意味する名の通り、石が多く石灰質のミネラリーな土壌である。代表的な4つの白ブドウを用いており、シャルドネとピノ・ビアンコからはしっとりとした香ばしさが、ソーヴィニヨンとゲヴュルツトラミネールからは華やかさとエレガンスがもたらされる。果実と酸のバランスが素晴らしく、凝縮感ある味わいであるが、重苦しさは微塵もない。余韻はほのかにクリーミー。
熟したダークチェリーやポーチドプラム、そして豊富な土の香りが特徴的で、フレッシュなアロマが広がる。味わいは美味しく、パンチの効いた中程度のボディが魅力で、ダスティで適度にしっかりしているが、厳格さや素朴さは感じられないフィニッシュに続く。