ソルという名は、醸造所の最上のセレクションに与えられる。サン・ジョヴァンニ・アル・ナティゾーネにある樹齢約50年の東向きの畑から造られる。土壌はポンカ。洋ナシ、黄桃、クリーム、ローストしたナッツの香ばしいアロマ。甘くキメ細かな果実が編み込まれた味わいは、内側から湧き出る力強さに満ちている。
ムルソーのコミューンにある 8つの区画からくるブドウを使用した、レベルの高いブルゴーニュ・ブラン。リンゴなどのフレッシュな白い果実と柑橘系のアロマにミネラルの香り。溌剌さ、ピュアさが感じられ、非常によくバランスが取れている。
シュマン・ド・ランスはメルフィの畑の東端にある単一畑。古くは修道士達がワインを生産していたシャンパーニュ地方の最も古い区画の1つ。異なった何層もの砂質の土壌で鉄分を多く含む。シトラスピール、燻煙、ローズマリー、ミントにミネラルなどのヒントが鮮明なフレーバーを構成している。張りがあり、クリスタルのような口当たりを持つキュヴェ。
冷たい海流の影響により朝夕は霧に覆われる海抜230mの畑。痩せた砂質のゴールドリッジ土壌により、収量が自然と低くなる。熟したクランベリーやブラックベリーのアロマに、ラベンダーや土、シャルキュトリーの香ばしいノートが深みを与えている。口に含むと驚くほど表現力豊かな果実が躍動的に広がり、長く多層的なフィニッシュへと続いていく。
平均樹齢は45年。プラムやブラックチェリー、スパイシーで土っぽさのあるアロマにオークのニュアンスが溶け込んでいる。口の中では上質なテクスチャーと芳醇で力強いフレーバーが生み出す見事なボリューム感が楽しめ、心地よいミネラルとバランスの取れた素晴らしい余韻につながる。
南向きの畑に植わるシャルドネとピノ・ノワールを使用。フレッシュなチェリー、砂糖漬けのジンジャーに、柑橘果実さえ感じさせるクリアーでピュアなアロマ。クランベリーやラズベリーのチャーミングな果実味を溌剌とした酸が支える洗練された口当たり。エレガンスとフィネスを見事に兼ね備えたロゼ。
モンラッシェとシュヴァリエ・モンラッシェを見下ろすように位置するサン・トーバンの優良畑。白い花、洋ナシ、オレンジのピュアなアロマに蜂蜜やシナモン、火打石のヒント。しっかりとした密度のあるボディはパワフルなミネラルを兼ね備える。フィニッシュにはキレがあり、非常に長い余韻が楽しめる。
ミアーニと共同購入した、ブットリオの西側に位置するズィテッレの中の2500本のみブドウが植わる小さい区画。土壌に石灰岩が多く、より日照量の多い区画でリッチな味わいになりやすいという特徴を持つ。フレッシュな洋ナシや青りんご、ネクタリンに砂糖漬けのジンジャーやカモミールのヒント。しっかりとした酸とソフトなテクスチャーを持ち、強靭なミネラルと砂糖漬けのライムのような甘酸っぱいフレーバー。フィニッシュは非常に長く、スモーキーなニュアンスも楽しめる。