
チェリータルト、ラズベリーやキャラメルなどのアロマに加え、バニラやスパイス、スモーキーなフレーバーへと発展する。リッチで滑らかなテクスチャーを持ち、マイルドなタンニンのあるミディアム・ボディー。ファーストヴィンテージ(2000年)を作る際に、7つの契約農家が高樹齢のジンファンデルを提供してくれたため、キリスト教の七つの大罪にちなんで”7 Deadly Zins”と名付けた。

ヴェルドゥーノにある標高や向きの異なる複数の畑のブレンド。ブドウはペラヴェルガと呼ばれる土着品種。鮮やかなレッドチェリー、ラズベリー、甘みのあるタバコ、バラの花びら、ミントのアロマ。軽やかでフレッシュなミディアムボディのフレーバーで、エネルギッシュな印象が伝わってくる。心地よい酸のおかげで幅広い食事と合わせることができる。

アイはピノ・ノワール最上のグランクリュとして名を馳せるが、シャルドネも村全体で1割のみ栽培されている。リシャール・フリニョーでは、海抜400mの斜面最上部に所有するわずか1haのシャルドネの区画から、アイ100%の希少なブラン・ド・ブランも手掛けている。熟した洋ナシやリンゴなど、白から黄色の果実が豊かに香る。鋭角的な酸に続くハリのある果実。綿密なテクスチャーと丸く均等に広がる味わいは正しくアイ。

クロ・ド・ラ・ユットのすぐ裏手に位置する僅か1.5haの区画。マンダリンオレンジやアプリコットに繊細なフローラルのアロマ。口の中ではフレッシュな柑橘果実と上質なミネラル、心地よい苦みが一体となりスムースでデリケートなフレーバーが楽しめる。シュナン・ブランの持つフィネスが余すところなく明確に表現されている。

樹齢60年。Volnayのコミューンのブドウを使用。レッドベリーやプラム、スミレのアロマに大地のヒント。円熟でふくよかな果実と細やかなタンニンが印象的。

高い品質を追及し、モノセパージュで生産し続けていた3品種の最上のブドウのみをブレンドし、ルイジ・モイオが自身の名を冠した最上級キュヴェ。それぞれグレコからはパワーと長期熟成の力、ファランギーナからはデリケートな果実のノート、フィアーノからは優しいフローラルなニュアンスとエレガンスがもたらされる。エキゾチックな果実に、複雑なスパイス、強靭なミネラルを併せ持つ。素晴らしいアロマは口の中に含んだ後も溢れ出し、調和のとれたハーモニーと中心に信じられないほどのパワーがある。長く魅力的な余韻から、紛れもなく南イタリア最高の白ワインの一つだということを感じることができる。