樹齢50年、クラマンのブドウ100%使用。ヘーゼルナッツ、ドライペアー、アプリコット、ドライフラワーにオークのニュアンスが織りなす複雑なアロマ。クリーミーな泡が心地よく、力強くも柔らかな果実味が酸、ミネラルと調和することで奥深い味わいを生み出している。何層にも重なるフレーバーは塩味を伴うミネラルと共鳴し長い余韻へとつながっていく。クラマンの魅力を余すところなく表現した一本。
チェリータルト、ラズベリーやキャラメルなどのアロマに加え、バニラやスパイス、スモーキーなフレーバーへと発展する。リッチで滑らかなテクスチャーを持ち、マイルドなタンニンのあるミディアム・ボディー。ファーストヴィンテージ(2000年)を作る際に、7つの契約農家が高樹齢のジンファンデルを提供してくれたため、キリスト教の七つの大罪にちなんで”7 Deadly Zins”と名付けた。
ヴェルドゥーノにある標高や向きの異なる複数の畑のブレンド。ブドウはペラヴェルガと呼ばれる土着品種。鮮やかなレッドチェリー、ラズベリー、甘みのあるタバコ、バラの花びら、ミントのアロマ。軽やかでフレッシュなミディアムボディのフレーバーで、エネルギッシュな印象が伝わってくる。心地よい酸のおかげで幅広い食事と合わせることができる。
アイはピノ・ノワール最上のグランクリュとして名を馳せるが、シャルドネも村全体で1割のみ栽培されている。リシャール・フリニョーでは、海抜400mの斜面最上部に所有するわずか1haのシャルドネの区画から、アイ100%の希少なブラン・ド・ブランも手掛けている。熟した洋ナシやリンゴなど、白から黄色の果実が豊かに香る。鋭角的な酸に続くハリのある果実。綿密なテクスチャーと丸く均等に広がる味わいは正しくアイ。
クロ・ド・ラ・ユットのすぐ裏手に位置する僅か1.5haの区画。マンダリンオレンジやアプリコットに繊細なフローラルのアロマ。口の中ではフレッシュな柑橘果実と上質なミネラル、心地よい苦みが一体となりスムースでデリケートなフレーバーが楽しめる。シュナン・ブランの持つフィネスが余すところなく明確に表現されている。
標高250-350mの畑に植わる平均樹齢30年のブドウを使用。シャルドネはバリックで熟成。サヴァニャンはステンレスタンク後に古樽でウイヤージュをせずに産膜酵母下で熟成。フローラルなノートから始まるアロマは、次第にヘーゼルナッツ、アーモンド、クミンのスパイシーなアロマへと姿を変えていく。シャルドネ由来の肉付きの良いアタックが特徴的で、伝統的なジュラワインの入門には持ってこいの1本。