リアス・バイシャスの代表的サブ・リージョン、バル・ド・サルネスのクラシックな魅力をシンプルに楽しむために生まれた正統派アルバリーニョ。ミネラル香る涼やかなアロマ。クリーンなアタックに続き、徐々にマセドニアのフルーツや蜜っぽさを備えた果実が広がる。しっかりとしたミネラル感とフレッシュな酸が味わいにメリハリを与え、伸びやかさを与えるフィニッシュには、ほのかな塩っぽさが漂う。
若樹と古樹をブレンドすることで、多層的で複雑な味わいがもたらされる。桃や洋ナシ、フェンネルのフローラルな芳香。熟した果実にクリスピーな酸が心地よい緊張感を与えている。価格に期待する以上の充実感を備えたミディアムボディ。余韻には白いスパイスがほのかに漂う。
テッラ・アルタを代表する赤品種を用いた上級キュヴェ。最高樹齢50年。よく熟した黒系果実にスモークやバニラ、スミレのピュアな香り。流れるような味わいは非常に精緻で凝縮している。ふくよかな果実の縁を細かなタンニンが彩る。キュヴェ名はラベルに描かれた通り、ヌリアが子供の頃ブドウ畑の中でよく遊んだ『凧』を意味する。
ルイ・カリヨンから受け継いだプルミエクリュの筆頭であり、ジャスパー・モリスが『別格1級畑』と評価する畑。ピュリニーの斜面中腹にあり、ムルソーのペリエールとシャルムに隣接する。シトラスや黄桃のアロマにスパイシーなオークのニュアンス。ムルソーを思わせるリッチさの中に、ピュリニーの確固とした品の良さと洗練を備えている。