ルショット・シャンベルタンの南、クロ・ド・ベーズの真上に位置する区画。標高が高いために気温が低く、主に白色で泥灰質の薄い表土を持つ急斜面からは他の畑より酸が強いエレガントな特徴がある。樹齢35年。レッドチェリーやレッドプラムのアロマがスパイシーなオークによって引き立てられている。赤系果実にしっかりとしたタンニンを持つミディアムボディーで、わずかな塩味がアクセントとなって上質なフィニッシュへと向かっていく。
コンベット、ルフェール、クロ・ド・ラ・ムシェールというピュリニーの著名畑に囲まれたプルミエクリュ。樹齢の異なる2区画をブレンド。高樹齢のブドウはエキスが凝縮した小さな実をつける。最高樹齢は50年以上。グラスから爆発的に広がる香りは黄桃、白い花、スモーク、石っぽいミネラルなど、様々な表情を見せる。幾重にも層を成し口蓋を満たす躍動感ある果実。長くピュアなフィニッシュまで終始一貫活力に溢れている。
ブットリオにある南東向きの畑で、植わっているブドウのほとんどが樹齢100年以上。そのため収穫量は制限されるが、驚くほどの果実の濃度とボリュームが生まれる。
ボリュームがあり芳醇でしっかりと凝縮したミディアムボディー。肉付きの良いワインでしっかりとしたストラクチャーがあり、フィニッシュには若々しい軽い石のようなミネラルが心地よい。
ルイ・カリヨンから受け継いだプルミエクリュの筆頭であり、ジャスパー・モリスが『別格1級畑』と評価する畑。ピュリニーの斜面中腹にあり、ムルソーのペリエールとシャルムに隣接する。シトラスや黄桃のアロマにスパイシーなオークのニュアンス。ムルソーを思わせるリッチさの中に、ピュリニーの確固とした品の良さと洗練を備えている。
芳醇なグレープフルーツやレモンの香りが広がり、口中にはヨードや濡れた石など明確なミネラルのニュアンスが感じられる。複雑でエネルギーに満ちたワイン。