
国道沿いのレ・ゼルビュとモレ・サン・ドニとの境目にあるレ・ガメールからのブドウを使用。樹齢は60年。ダークベリー、ブラックカラントに加え上品なフローラルのアロマ。黒系果実の濃密でジューシーな甘さに、きめ細かいミネラルとシルキーなタンニンが溶け込んでいる。心地よいフレッシュさとエネルギーがあり、バランス良い長い余韻につながる。

遅摘みの貴腐ブドウを用いた贅沢な甘口ワイン。大らかな香りには、熟した南国系果実、大輪のバラ、白いスパイスがあふれている。ねっとりとした舌触りに続くのは、甘い果実と伸びやかな酸が織りなすゴージャスな味わい。長く漂う余韻にも、石灰豊富な海抜400-500mの畑が育むブドウの熟度と酸・ミネラルの完璧なバランスが感じられる。

コトー・デュ・ロワールの中でも粘土質が強い土壌の樹齢80~100年のブドウを使用。熟したブラック・チェリーや湿った土、ビターチョコレートや煙草にピノ・ドニスのスパイス系のフレーバーが重なり合い、実に濃厚。古樹に由来する素晴らしい凝縮感が楽しめる。ニコラ夫妻の住居の前所有者で、よそ者だった彼ら温かく迎えてくれたルイ・デレへのオマージュ。

ムルソーの北側、斜面の中腹にある二つの区画をブレンド。印象的なローストしたナッツの香り。ミネラリーでしっかりとした強さをもつムルソー。力強さと、繊細さの両方を兼ね備えている。

フュィッセ村にある標高250m、東向きの0.42haの畑。花や白桃などの白系果実のフレッシュなアロマが主体で、熟成とともにアーモンドやドライフルーツのニュアンスを期待させる。アタックはパワフルでボリューム感があり、圧倒的な長期熟成のポテンシャルを感じさせる。