完熟したリンゴやほのかな白桃の香りが広がり、口中にはヨードや濡れた石など明確なミネラルのニュアンスが感じられる。繊細かつ豊潤なワイン。
ジャスパー・モリスがコンベットやカイユレと同じく『別格1級畑』と評価するプルミエクリュ。ピュリニーの斜面中腹、シュヴァリエ・モンラッシェと同程度の標高に位置する。完熟した桃を思わせる果実の中に石っぽさや塩味を備えたミネラリーな香り。十分なエネルギーとフレッシュさを備えた味わいは非常に熟していてパワフル。長く堅固なフィニッシュにも強さが感じられる。
モーゼル川沿いの複数区画のブレンドで、樹齢30年までのブドウを使用。バリエーションに富んだスレート(青と灰色)、粘土土壌。洋ナシ、リンゴ、グレープフルーツにフローラルな花のアロマ。ミディアム-フルボディの完璧なバランスとフィネスを持ったピノ・ブランで、 スレートに由来するピュアさ、張り、塩分が豊かに感じられる。豊かな果実味、繊細さに満ちたエレガントさ、そしてスレートのニュアンスと言う点で、実に複雑で洗練されたモーゼルらしいワイン。
1級畑フォラティエール内で村名として格付けされている非常に珍しい小区画。完熟した桃やアプリコットの中に石のようなミネラルが溶け込む洗練されたアロマ。ピュリニーの持つミネラル感をピュアに、そして魅力的に表現している。塩味を感じさせる張りのある長いフィニッシュにつながっていく。一級畑と比べても遜色ない気品と見事な味わい。
粘土質の土壌からその名がついたアルジラ。 凝縮果実と複雑味、バラのアロマの色気に魅了される。心地よい酸味を備えた活気に満ちた味わい。タンニンはシルキーで、美しいフィニッシュを迎える。
Beaux Montsのすぐ先には、La Romanee、La Romanee Saint Vivant、Richebourgsといった世界で最も有名なGrand Cruや、Les Suchotsの1er Cruがある。非常にエレガントなワインといえる。深みのあるルビー色。ワイルド・チェリーの特徴的な香りに、繊細なスパイスとわずかに麝香も感じ取れる。口に含むとシルキーで洗練されたタンニンと快活な香りが余韻長く残る。