モーゼル川沿いの複数区画のブレンドで、樹齢30年までのブドウを使用。バリエーションに富んだスレート(青と灰色)、粘土土壌。洋ナシ、リンゴ、グレープフルーツにフローラルな花のアロマ。ミディアム-フルボディの完璧なバランスとフィネスを持ったピノ・ブランで、 スレートに由来するピュアさ、張り、塩分が豊かに感じられる。豊かな果実味、繊細さに満ちたエレガントさ、そしてスレートのニュアンスと言う点で、実に複雑で洗練されたモーゼルらしいワイン。
国道近く、ムルソー村の集落の南に隣接する、水はけのよい砂利質の土壌からなる区画。他のムルソーより繊細なワインとなる。フレッシュなグレープフルーツのアロマと緻密なミネラル。細身でエレガントなストラクチャー。
ボリュームがあり芳醇でしっかりと凝縮したミディアムボディー。肉付きの良いワインでしっかりとしたストラクチャーがあり、フィニッシュには若々しい軽い石のようなミネラルが心地よい。
粘土質の土壌からその名がついたアルジラ。 凝縮果実と複雑味、バラのアロマの色気に魅了される。心地よい酸味を備えた活気に満ちた味わい。タンニンはシルキーで、美しいフィニッシュを迎える。
ルショット・シャンベルタンの南、クロ・ド・ベーズの真上に位置する区画。標高が高いために気温が低く、主に白色で泥灰質の薄い表土を持つ急斜面からは他の畑より酸が強いエレガントな特徴がある。樹齢35年。レッドチェリーやレッドプラムのアロマがスパイシーなオークによって引き立てられている。赤系果実にしっかりとしたタンニンを持つミディアムボディーで、わずかな塩味がアクセントとなって上質なフィニッシュへと向かっていく。
コンベット、ルフェール、クロ・ド・ラ・ムシェールというピュリニーの著名畑に囲まれたプルミエクリュ。樹齢の異なる2区画をブレンド。高樹齢のブドウはエキスが凝縮した小さな実をつける。最高樹齢は50年以上。グラスから爆発的に広がる香りは黄桃、白い花、スモーク、石っぽいミネラルなど、様々な表情を見せる。幾重にも層を成し口蓋を満たす躍動感ある果実。長くピュアなフィニッシュまで終始一貫活力に溢れている。
ブットリオにある南東向きの畑で、植わっているブドウのほとんどが樹齢100年以上。そのため収穫量は制限されるが、驚くほどの果実の濃度とボリュームが生まれる。