所有畑の中で最も小さな区画(0.5ha)で小さな丘の南向き斜面に位置する。粘土質が強くブルゴーニュに似た土壌。大らかで力強い果実味とピンと張りつめたミネラルが絶妙に混ざり合うアロマ。コクとボリュームを感じる口当たりで、力強い果実味としっかりとしたストラクチャーが共存している。ティボー曰く、ロッシュ・オー・モワンヌを彷彿させるスタイル。
北側の海抜500mの畑、レ・プラータのブドウのみを使用。誘惑的で、新革のアーシーなアロマ、トリュフとスミレの香りが熟した森のベリーと混ざり合う。堂々としたストラクチャだが軽やかなエレガンスもあり、張り詰めた繊細なタンニンの中に構成された熟したクランベリー、スピリッツ漬けのチェリー、リコリスとタバコの風味ある味わいを感じる。通常の年とは違う、特別なブドウが出来た最高の年のみ造られる、非常に貴重なワイン。