
シェーヌ・マルシャンはビュエ村に位置するサンセール最上の畑のひとつ。通常この畑はカイヨットの土壌だが、所有区画では30cmのカイヨットの表土の下にテュフォーと呼ばれる白亜質の石灰岩が横たわる。ドメーヌによると、通常のカイヨットの土壌よりもブドウの樹が根を深く伸ばそうと活性化するため、ブドウの熟度とワインの深みが増す。完熟果実のアロマにスモーキーなニュアンス。トーンの高い味わいはキメ細かく非常に滑らか。優美で女性的なサンセール。

これまでコント・ラフォンと共同で借りていたため、メゾンとして生産されていたが、2013年にその畑を購入し、新たにドメーヌとしてリリース。高い標高と東向きの斜面により、ブドウはゆっくりと成熟することができる。ライムや白桃、白コショウやミネラルのノートを持つアロマ。口の中での張りつめた緊張感とフレーバーの強さは群を抜いている、マコン最高のテロワール。

厳選された最高のサンジョヴェーゼのみを使用。甘いタバコ、リコリスやレザー、レッドチェリー、ダークプラムが複雑に絡みうアロマ。柔らかくしなやかな口当たりを持ち、完熟フルーツ、ブラックチェリーの凝縮した味わいには土っぽさ、スパイシーなニュアンスも感じられる。フィニッシュにかけて力強さ・厳格さが現われ長い余韻へとつながっていく。

採石場に隣接する合計1.1haの2つの区画はペリエールの丘の中腹に位置し東向きといった好条件を持つ。柑橘類から花へのアロマの変化に加え、細かいミネラルのニュアンスが心地良い。硬質なミネラルと活き活きした酸に支えられた果実味には魅力的な甘みがあり、シルキーなテクスチャーを感じる。エネルギッシュで張りのある余韻は力強く続いていく。

所有する最高の畑であるGGのヘルベルクとへーアクレッツの若木のブドウ(樹齢5-29年)を使って造られる。アプリコットやピーチ、またミントやレモンバームといった植物系の要素に加え、ミネラルのノートもある。みずみずしくジューシーでブドウの力強さがあり、エレガントな酸と爽快なミネラル、そして素晴らしいフィネスを感じる。フィニッシュはピュアで塩味がある。この価格帯では間違いなくドイツ最高の辛口リースリングの一つ。

ロンギッヒ村にあるマキシミン・ヘレンベルクの区画に1896年から植わるブドウのみを使用。収量は40hl/ha、年産は約4000本。南向きの赤いスレートの土壌。黄色い果実やピーチ、ハーブ系のはっきりとしたアロマ。伸びのあるきれいな酸はライムやオレンジといった柑橘果汁を思わせ、涼しげな塩味を伴うピリッとした味わいがエレガントさを際立たせる。世界最古の畑が生み出す、複雑でスケール感あふれる最上のリースリング。

コート・ド・レシェの後方にある谷に位置し、東に開けた非常に急な斜面にある畑。樹齢25~25年以上のブドウを使用。アニス、グリーンペッパー、トーストやアーモンドのアロマ。口に含むと、初めにクリアーな蜂蜜のタッチがあり、砂糖漬けのレモンの皮、メンソールに良質な海塩のニュアンスを感じる。エネルギッシュで焦点がはっきりしている、張りのあるフルボディ。長い余韻を持つ。繊細さと豊かなミネラルを兼ね備える注目のプルミエ・クリュ。

トゥフィッラの名前の由来は16世紀に遡り、アスコリ・ピチェーノ市への出入り口の1つであるポルタ・トゥフィーラから来ている。レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の心地良いアロマ。力強い果実味と清涼感のあるハーブのニュアンスが口の中を包み込み、フレッシュな酸が上品な余韻へとつながる。