北側斜面の標高600~700mにあるコントラーダ、カルデラーラ・ソッターナのブドウを使用。火山灰は少なく、黒々としたこぶし大の軽石が表土のほとんどを覆うほどに存在する特徴的な土壌で、この畑には代々赤品種のみが植えられてきたが「長熟で偉大な白を生み出したい」という思いから2007年に一部を白品種に改植し、2014年から生産を開始。思惑通り、白のラインナップの中で最も濃厚で男性的、そして長熟のポテンシャルを秘めた荘厳なものとなっている。
美しい黄金色。白い花と火打石の香りが綺麗に調和している。味わいは、フレッシュさ、緊張感、滑らかさのバランスが良い。
白桃やマンゴーのリッチで芳香高い果実のブーケに、白い花や甘やかなスパイスのヒント。オイリーなテクスチャーが長くフレッシュな余韻へと続く、スパイシーなフィニッシュ。
ガッリーナの畑は南西に面し、土壌はカルシウムを多く含む石灰岩で、中程度の砂が混じっている。この畑はワインに素晴らしい力強さ、しなやかなタンニン、生き生きとした赤い果実味を与えている。
味わいに奥深さとテクスチャーの複雑さを持ちながら、リンゴのような酸味と果実感が見事に調和している。赤いリンゴのアクセントがあるクリスピーでミネラリーなフィニッシュ。
ネゴシアンラベル。エリックがベリヴィエールを立ち上げる前に醸造を行った懐かしい地域、南ローヌのヴァントー地区のブドウを使用。醸造・熟成をAOC地域内で行わず、ベリヴィエールに移動させて行っているためVDFとなっている。ブラッドオレンジやレモンピールにフローラルなアロマが混ざり合い、白コショウのヒントがワインを引き立てている。ソフトなタンニンが溶け込む爽やかで繊細なオレンジワイン。