樹齢は6-35年、ジーファースハイム村近郊の複数の畑のブドウをブレンドしてつくられる。熟したリンゴや洋ナシに加え干し草やスイートコーンなどの要素が感じられるアロマ。液体にはツヤ感と弾力感の双方があり、大変にジューシー。この果実味を爽やかな酸味と豊富なミネラルが支え合い見事なバランスを生み出している。力強く長い余韻も楽しめる。ラインヘッセンのシルヴァーナーの魅力を知るきっかけとなる一本。
トゥフィッラの名前の由来は16世紀に遡り、アスコリ・ピチェーノ市への出入り口の1つであるポルタ・トゥフィーラから来ている。レモンやグレープフルーツなどの柑橘系の心地良いアロマ。力強い果実味と清涼感のあるハーブのニュアンスが口の中を包み込み、フレッシュな酸が上品な余韻へとつながる。
平均樹齢45年、0.17ha。東向きの1区画。大変フローラルなアロマには赤系・黒系果実にスミレが溶け込み、控えめな木のタッチが香る。口の中では、ジューシーなレッドチェリー、ストロベリー、マーマーレードに乾燥したマルメロのフレーバーを持つ。広がりのあるボディからは大きく、豊満な印象を感じ、落ち着きのある長い余韻につながっていく。素晴らしいエネルギーを秘め、長期熟成を期待させる最上のクロ・ブラン。
カイザーシュトゥール最高の畑の一つであるシュロスベルクのブドウを使用。急こう配で南向き、黒色の火山性土壌。平均樹齢は45年。ハーブやナッツ、微かなオークのニュアンスに加え柑橘系が香る心地よいアロマ。濃密でありながら非常にタイトなスタイルで、生き生きとした酸と塩気のあるミネラルが素晴らしい気品を生み出している。エレガントな余韻には火打ち石のニュアンスを感じる。GGと呼ぶにふさわしい珠玉のグラウブルグンダー。
コンドリューの丘にある単一区画で南-南東向きの0.98ha。樹齢は41年。土壌は花崗岩の一種である黒っぽいミグマタイト。フレッシュな桃、アンズやアプリコットにすみれ、ハチミツ、砂糖漬けの生姜などの刺激的で香り高いアロマにチョーキーなミネラルのニュアンスを感じる。口の中では、活気に満ちたクリアなスタイルで、後半になると一段と深みを増していく。フローラルなニュアンスが心地よいフィニッシュには、ミネラルが溶け込み長く続く余韻が楽しめる。