樹齢90年。シュヌヴォワはマルサネの筆頭ヴィラージュであるロンジュロワとクロ・デュ・ロワに挟まれた畑で、赤や黒の果実がたっぷり感じられる力強いワインを生む。肉厚な果実、エネルギッシュな酸、ドライなタンニンを備えた男性的なマルサネ。
レ・バールはメルフィの集落の南側に位置する砂質土壌の単一畑で、1950年代にブドウ畑が再建される中、昔のシャンパーニュ造りをしのぶために接ぎ木なしでピノ・ムニエが植樹された。熟したリンゴや南国果実、バニラの豊かな香り。パワフルな果実やキレのある酸が純粋に表現され、接ぎ木なしのブドウならではの溢れんばかりのエネルギーに圧倒される。余韻は長くクリーミー。
両側をDRCに囲まれたわずか0.29 haの東向きの区画。樹齢は平均60年。様々な黒系果実、スミレ、ラベンダー、スパイス、メンソール、コーヒーなどが複雑に混ざり合う豪華なアロマ。濃密ではち切れんばかりのボリュームを持ち、口の奥深くまで甘味が広がる。絶妙に溶け込んだオーク、ジューシーなブラックチェリー、ブラックラズベリーがミネラルと層を成し、壮麗なフィニッシュは上質なタンニンによって支えられている。30年超は優に進化し続ける偉大なグランクリュ。
卓越したピュアさとエレガンスが際立っている。レモンの皮や濡れた石、ハーブティーの微かな香りが花のようなアロマと相まって、見事なバランスを持つ。中程度のボディでありながら、ディテールの美しさと活力のあるフレーバーが際立ち、フィニッシュには顕著なミネラル感が感じられる。力強さがあり、ピークに達するまで熟成させることで、より充実したワインに成長することが期待される。
ソルという名は、醸造所の最上のセレクションに与えられる。サン・ジョヴァンニ・アル・ナティゾーネにある樹齢約50年の東向きの畑から造られる。土壌はポンカ。洋ナシ、黄桃、クリーム、ローストしたナッツの香ばしいアロマ。甘くキメ細かな果実が編み込まれた味わいは、内側から湧き出る力強さに満ちている。