フランスボルドー[Pauillac]
シャトー・ピション・ラランド
Ch. Pichon lalande
“貴婦人”と称えられるエレガントなスタイル
一貫して輝くばかりのワインを造り続け、ポイヤックの有名な一級シャトーに比肩する
一貫して輝くばかりのワインを造り続け、ポイヤックの有名な一級シャトーに比肩する
ピション・ラランドはかつてピション=ロングヴィルという土地の一部であったが1850年に相続によって分割、その後1978年に新たなオーナーとなり“女将”と呼ばれたラングザン夫人の精力的な舵取りのもとで驚くべき品質改善が行われ、一級シャトーにも劣らない人気を獲得した。2006年にはLouis Roedererに買収され、伝統を重んじながらも最新の技術・設備の恩恵を最大限に受け、更に品質を向上させている。シャトーのテラスに立つと、目の前にはジロンド河とシャトー・ラトゥールの塔が見え、一面のブドウ畑はサン・ジュリアン村まで続いていく。まさにポイヤックらしい力強く深みのある男性的な味わいと、隣接するサン・ジュリアンのエレガントさやしなやかさが共存するピション・ラランドの味わいそのものを映し出した景観である。
商品コード:11362E
舌が包み込まれるような官能と東洋を思わせるタッチ。右岸のメルロ主体のワインの魅力に通じるような甘く、ねっとりとした官能的な味わい。まろやかさ、奥行き、滑らかな舌触りはファーストに共通している。
商品コード:03062E
クリアなレッド・ルビーの色調。ラズベリー、レッドカラント、タバコの葉や様々な花のアロマ。口の中で赤系果実をハッキリと感じ、このシャトーに感じるスモーク、アニマルなチョコレートといった要素は一切ない。本当にデリケートで品があり、適度な濃さと柔らかな口当たりに加えこれらを支えるタンニンがある。まさにフィネスのワインである。時間をかけた熟成を経て初めてこのワインには秘めたるパワーがあるかどうか分かるが、もしそれがあるとすれば最大の賛辞を送りたい。