フランスシャンパーニュ[Chatillon sur Marne]
カゼ・ティボー
Caze Thibaut
ヴァレ・ド・ラ・マルヌの新星として世界中からの注目を一身に浴びている生産者

2018年に初リリースと新進気鋭の作り手ながら、混植混醸など前衛的なアプローチ で次世代を担う作り手として期待されている。

INTRODUCTION
生産者のご紹介

ヴァレ・ド・ラ・マルヌはモンターニュ・ド・ランス、コート・デ・ブランと並ぶシャンパーニュ重要産地の一つである。この地区はムニエが主要品種となっており、全体の約7割を占める。特に西に向かうにつれて谷間の幅が狭まり冷気が溜まりやすくなる。遅霜のリスクを避けるためには発芽が遅く早熟なムニエが栽培に適しているのだ。また、東側に比べて粘土の表土が厚く、ふくよかで重厚感のある味わいとなる。 エペルネから西に20kmほど離れたシャティヨン・シュール・マルヌ村にワイナリーを構えるカゼ・ティボーの歴史は、現当主ファビアンの祖父が1953年にワイナリーを設立したところから始まる。祖父は自ら元詰めでシャンパーニュを造っていたが、ファビアンの父は自分では造らず全てのブドウをネゴスに販売していた。ファビアンには祖父が元詰めをしていた時代のセラーの匂いや醸造に使われる機械の音などが記憶に強く焼き付いていた。また、自分の手でシャンパーニュを造り、どんな変化が起こりどんな味わいになっていくのかを細部にわたって知りたいという強い好奇心から、父から引き継いだ2009年に自身のワイナリーを立ち上げた。ファビアンは畑の状態を見てまずは土壌を改善するべきだと判断した。自然の力を尊重すべきとの考え方から、化学物質を使用せず有機肥料や堆肥を使って土壌を活性化させ、微生物の育つ健康的な土壌造りを行った。3年かけた土壌改良の結果、畑に生えている植物を見てファビアンはやっとこの畑のあるべき姿になったと感じた。そして満を持してシャンパーニュをリリースしたのが2018年という、とても新しいワイナリーだ。

カゼ・ティボーはマルヌ川右岸に位置する3つの村、シャティヨン・シュール・マルヌ村、ヴァンディエール村、ルイユ村に点在する15の区画を所有しており、所有面積は2.6haほどである。畑の管理はほとんど手作業で、殺虫剤や農薬は使用せずオーガニック栽培を行っている。 プレスした果汁に自然酵母のみを使い、アルコール発酵、MLFは全てオーク樽を使用する。ファビアンはステンレスタンクよりもオーク樽の方が果実、酸、樽のすべての要素がより統合されると感じるため、オーク樽の使用にこだわっている。またオーク樽のサイズも大きすぎると酸素が足りずフレッシュすぎる味わいになってしまうので、114L、228L、350Lの3種類のサイズを使い分ける徹底ぶりだ。それぞれの樽で実験を繰り返し最善だと思える味わいを探していく。このサイズの樽が正解だというものはなく、観察と考察の繰り返しだとファビアンは言う。

細部へのこだわりをみせるファビアンのフィロソフィーは「土壌への敬意、ワインへの情熱によってこの土地の個性を表現する」。彼の言葉からは自然に最大の敬意をはらい、それぞれの区画のテロワールを映し出すシャンパーニュを造ることへの信念が強く感じられる。彼のシャンパーニュのレベルの高さは他の生産者からも認められており、2019年にはシャルトーニュ・タイエをはじめベレッシュやアグラパールなどが所属するテール・エ・ヴァン・ド・シャンパーニュの一員となっている。シャルトーニュ・タイエの当主アレックスも仲の良い友人であり、「畑に真摯に向きあい、ワイン造りへの情熱があふれている彼の姿勢を尊敬している。ヴァレ・ド・ラ・マルヌのテロワールを的確に表現する唯一の生産者だ。」とファビアンを非常に高く評価している。またフランスのL’ASSIETTE CHAMPENOISEやL’ASTRANCE(いずれも3つ星)といったミシュラン星付きレストランにもオンリストされており、その名声を確固たるものにしつつある。彼のシャンパーニュが愛好家たちの目に留まりますます注目度が高まっていくことは間違いない。今後の活躍への期待できる、決して見逃してはならない生産者である。

WINERY DATA
ワイナリーデータ
醸造責任者
Fabien Caze
栽培方法
認証は取っていないが、オーガニックなアプローチをしている。
ワインメイキング
天然酵母での発酵。アルコール発酵、MLF共にオーク樽を使用。
ITEM LIST
アイテム一覧
ナチュレルマン

NV Naturellement

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ右岸に点在する10の区画からブドウをブレンド。白桃や洋梨などの白系果実の香りにバターやトーストのヒント。力強くエネルギッシュで、樽のニュアンスも感じられる。口当たりの滑らかな余韻とその後続くミネラル感が印象的な1本。

評価の見方
種類
Sparkling White
産地
Champagne
ブドウ品種
ムニエ100%
醸造・熟成
木樽で発酵、瓶内熟成18ヶ月
アルコール度数
12%
ドサージュ
1.7
希望小売価格税抜き
6,150
お問い合わせはこちら
フルシュ

2015 Fourches

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ右岸に位置するヴァンディエール村の単一区画から造られる。白い花や柑橘類の爽やかな香りにアーモンドのヒント。果実味豊かでリッチな味わい。穏やかな酸が果実味を包み込み、塩気を感じるフィニッシュが長く続く。

評価の見方
種類
Sparkling White
産地
Champagne
ブドウ品種
シャルドネ100%
醸造・熟成
木樽で発酵、瓶内熟成42ヶ月
アルコール度数
12%
ドサージュ
1.5
希望小売価格税抜き
8,300
お問い合わせはこちら
ルリアン

2015 Leriens

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ右岸に位置するシャティヨン・シュール・マルヌ村の単一区画から造られる。混植されたシャルドネ、ムニエ、ピノ・ノワールを使用。リンゴやドライフラワー、カモミールが香る華やかなアロマ。酸と果実がバランスよく、心地よい複雑さとエレガンスを楽しめる。

評価の見方
種類
Sparkling White
産地
Champagne
ブドウ品種
シャルドネ45%、ムニエ45%、ピノ・ノワール10%
醸造・熟成
木樽で発酵、瓶内熟成42ヶ月
アルコール度数
12%
ドサージュ
3.7
希望小売価格税抜き
8,300
お問い合わせはこちら
ジョシア

2015 Jossias

ヴァレ・ド・ラ・マルヌ右岸に位置するヴァンディエール村の単一区画から造られる。桃やリンゴのフレッシュな香りに、ローズなどのフローラルなアロマも感じられる。熟した果実と爽やかな酸が重なり合い、上質な泡と共に心地よい余韻が楽しめる。

評価の見方
種類
Sparkling White
産地
Champagne
ブドウ品種
醸造・熟成
木樽で発酵、瓶内熟成42ヶ月
アルコール度数
12%
ドサージュ
2
希望小売価格税抜き
8,300
お問い合わせはこちら
評価の見方
WAワイン・アドヴォケイト
WSワイン・スペクテイター
Vinousヴィノス
JRジャンシス・ロビンソン
Decanterデカンタ
MBマイケル・ブロードベント
AMアラン・メドー
RJリチャード・ジューリン
Gault Milauゴー・ミヨ
Eichelmannアイヒェルマン
Falstaffファルスタッフ
Vinariaヴィナリア
GRガンベロ・ロッソ
SWスロー・ワイン
BIビベンダ
ESエスプレッソ
LVヴェロネッリ
GPギア・ペニン
GGギア・グルメ
  • 国際的な評価誌、評論家