アメリカオレゴン[Willamette Valley]
ボーデッカー
Boedecker
オレゴン最高峰のピノ・ノワールの産地ウィラメット・ヴァレー

ピノの美味しさと優れたテロワールを求めるならば、目指す産地はブルゴーニュだけではないことを証明してくれる

INTRODUCTION
生産者のご紹介
最高のピノ・ノワール筆頭産地、ウィラメット・ヴァレー

カリフォルニア州の北に隣接するオレゴン州は、アメリカだけでなく今や世界的にもピノ・ノワールの重要な生産地に数えられる。オレゴンの第一品種はピノ・ノワールであり、栽培面積は全体の60%以上を占める。中でも最高のピノ・ノワールの筆頭産地に挙げられるのが、北西部に位置するA.V.A.ウィラメット・ヴァレーである。積算温度による気候区分ではフランスのシャンパーニュやブルゴーニュと同じリージョンⅠに属する冷涼な気候、乾燥した夏に備えて冬の雨を適度に蓄え、しっかりとしたミネラル感を与える土壌、10月上旬まで収穫を待つことができるブルゴーニュよりも長い成熟期。これらが熟度の高い果実、美しい酸、きめ細かなタンニンを育む。また、火山活動や地殻変動、氷河の浸食がもたらしたバラエティに富む地形や地質、環境保護への意識が高く、持続可能な農業(サステイナブル・アグリカルチャー)や有機農法が盛んなこと、そしてカリフォルニアと違って個人経営の小規模生産者が多いことから、土地の味と生産者の個性が生き生きと表現されたピノ・ノワールの多様性を楽しむことができる。ウィラメット・ヴァレーが多彩なキャラクターを内包するのは、ダンディ・ヒルズやヤムヒル・カールトン・ディストリクトなどさらに6つのサブA.V.A.に分類されることからも見て取れる。

テロワール主体のエレガントなピノ

ボーデッカー・セラーズは、共に醸造家であるステュワート・ボーデッカーとアシーナ・パーパス夫妻によりこのウィラメット・ヴァレーに設立された。世界が注目するピノ・ノワールの産地、オレゴンを支える新たな世代の生産者である。ペナー・アッシュやソーターなどの逸材が巣立っていったカールトン・ワインメーカーズ・スタジオで2003年からワインを造りを開始。使用するブドウは、オレゴンで初めてピノ・ノワールの本格的な栽培が行われ、ブルゴーニュの名門ジョセフ・ドルーアンもワイナリーを構える地区ダンディ・ヒルズや、オレゴンのグランクリュと称されるシェア・ヴィンヤードなど、ウィラメット・ヴァレー全域から厳選した優れた畑と栽培家のものである。テロワール主体のエレガントなピノ・ノワールを造ることを目指し、栽培には自然環境を尊重した持続可能な農業(サステイナブル・アグリカルチャー)を採用。区画ごとに醸造を行い、品質本位の少量生産でワインを手掛けている。いわゆるブルゴーニュのレジョナル・クラスから畑名付きまで数種のピノ・ノワールをリリースしているが、このワイナリーで最も興味深いのは基本となるピノ・ノワールのキュヴェが2種類あることだ。夫妻はどちらも心からこの品種に情熱を注いでいたが、醸造家として理想とするウィラメット・ヴァレーのピノ・ノワール像が異なっていた。互いの意思を尊重しつつ、妥協することなくウィラメット・ヴァレーの魅力を包括的に表現した結果、ステュワートとアシーナのそれぞれ夫妻の名を冠したこれらのキュヴェが誕生した。

2種類のスタンダード・キュヴェ

ウィラメット・ヴァレーのテロワールは多彩であり、地所によってワインのキャラクターが異なる。ステュワートは火山性土壌の畑を軸とし、赤系果実主体のピュアでアロマティックなピノ・ノワールを、一方のアシーナは海洋性の堆積土壌を軸とし、黒系果実主体のどっしりとしたストラクチャーのあるピノ・ノワールを追求した。畑を所有しないからこそ可能となった自由な表現であり、栽培と醸造の分業が確立しているアメリカのワイン造りの利点が活かされている。2008年にポートランド郊外にある近代的な醸造施設へと移ったが、彼らの姿勢は変わらない。冷涼な気候、多様なテロワール、醸造家の思想を反映したボーデッカー・セラーズのピノ・ノワールは、多様性を楽しむオレゴン・ピノそのもの。美味しさを求めた時に飲んでほしいピノ・ノワールの産地はブルゴーニュだけではないことを証明してくれる生産者である。

WINERY DATA
ワイナリーデータ
醸造責任者
Athina Pappas & Stewart Boedecker
栽培方法
サスティナブル農法。
ワインメイキング
一部全房を使用し、数日間の低温浸漬後に自然酵母で発酵。その後バリックに移す。
ITEM LIST
アイテム一覧
ピノ・ノワール ステュワート

2015 Pinot Noir Stewart

ウィラメット・ヴァレーのピノ・ノワールのピュアな赤系果実や生き生きとした酸、アロマティックなストラクチャーを表現した夫のステュワート・ボーデッカーによるブレンド。中心となるのはオレゴン・ピノ始まりの地、ダンディ・ヒルズにあるストーラー・ヴィンヤードなど火山性土壌の畑。チェリーやレッドカラントのトーンの高い華やかな香り。均整がとれた透明感ある味わい。ピノの旨みがジューシーなフィニッシュまで長く続く。

評価の見方
種類
Red
産地
A.V.A. Willamette Valley
ブドウ品種
ピノ・ノワール100%
醸造・熟成
フレンチオークのバリック19ヶ月(最初の10ヶ月新樽25%)
評価
WS91
アルコール度数
12.7%
希望小売価格税抜き
5,400
お問い合わせはこちら
ピノ・ノワール アシーナ

2015 Pinot Noir Athena

ウィラメット・ヴァレーのピノ・ノワールの黒系果実やパワー、しっかりとしたストラクチャーを表現した妻のアシーナ・パーパスによるブレンド。中心となるのはウィラメット・ヴァレーのグランクリュ、シェア・ヴィンヤードなどの堆積土壌の畑。ブラックチェリーやプラム、スパイス、スモークの深みのある香り。トーンの低いどっしりとした味わい。力強さの中にエレンガンスが巧みに溶け込んでいる。

評価の見方
種類
Red
産地
A.V.A. Willamette Valley
ブドウ品種
ピノ・ノワール100%
醸造・熟成
フレンチオークのバリック19ヶ月(最初の10ヶ月新樽35%)
アルコール度数
12.7%
希望小売価格税抜き
5,400
お問い合わせはこちら

MESSAGE

お客様へメッセージ

ピノ・ノワールは他のどの品種よりも育った土地を見事に映し出します。アシーナと私は幸運にも、卓越したピノ・ノワールを生むオレゴンに住んでいます。どの丘も、ピノ・ノワールの様々な要素に独自の恩恵をもたらします。醸造過程で人の手の介入を最小限に止めることで、私たちはオレゴンのブドウ畑がピノ・ノワールにもたらすものの美しさを際立たせることができます。ブドウ畑とクローンは全てテロワールとして、ワインの独自性に影響します。私たちが目指すことは、これらの違いを保つことだけではなく、それら自身を輝かせることにあります。大小合わせて無数の決定により、ピノ・ノワールは将来手にされるグラスの中のワインとなり、醸造家ごとの感性が、収穫日や醸造温度、茎との接触、熟成に関する決定を下すための重要なキーとなります。私たちの小さなワイナリーでさえ、ステュワートとアシーナのそれぞれの名を冠したキュヴェへと至る偉大なピノ・ノワールを生みだす方法について、意見が異なるのです。どんな年でも、ピノ・ノワール・ステュワートは、主に火山性土壌で育つヴェーデンスヴィル・クローンとポマール・クローンから造られ、鮮やかな酸、しなやかなタンニン、ハーブのようなアロマティックさに満ちた赤系果実のピノ・ノワールです。対象的に、ピノ・ノワール・アシーナの本質は、主に海洋性の堆積土壌で育つディジョン・クローンがもたらす黒系果実の核や、より力強いタンニン、スパイスのニュアンスとなります。このオレゴンのピノ・ノワールの異なる表現を楽しんでください。火山性土壌と堆積土壌の美点を話し合ってみてください。ピノ・ノワールの探求を続けてください。「あるスタイルが、他のものに勝るのかどうか」。それは私たちにとって、永遠のテーマです。このワインを飲まれる方にとっても、それが同じでありますように。

Athina Pappas & Stewart Boedecker
評価の見方
WAワイン・アドヴォケイト
WSワイン・スペクテイター
Vinousヴィノス
JRジャンシス・ロビンソン
Decanterデカンタ
MBマイケル・ブロードベント
AMアラン・メドー
RJリチャード・ジューリン
Gault Milauゴー・ミヨ
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