徹底的な低収量、完熟と美しい酸を両立する神業的な収穫により、テロワールを最も的確に表現したマコネ最高のドメーヌ。
徹底的な低収量、完熟と美しい酸を両立する神業的な収穫により、テロワールを最も的確に表現したマコネ最高のドメーヌ。
1930年代に創業されたコルディエ。マコネ地区の老舗であり、その牽引者としての役割は偉大である。ブルゴーニュ・ワイン専門誌『ブルゴーニュ・オジュルデュイ』で、2005年のブルゴーニュNo.1のヴィニュロンに選ばれるなど、その名は広く知られ、ラフォン、ルフレーヴを始め、近年マコネ地区に注目し生産を開始したブルゴーニュ屈指の生産者でさえも、教えを請いに彼の元を訪れる。現在の当主、1967年生まれのクリストフ・コルディエは大変意欲的で、1995年から数多くのキュヴェに分けて販売し、マコネの細やかなテロワールを表現することに注力している。彼が手がけるワインは、ブドウが最良の状態に熟成するまで収穫を遅らせるため完熟した味わいが特徴的で、ブドウが育まれた環境を如実に物語っている。低収量のブドウから生み出されるワインは時としてコート・ド・ボーヌのグランクリュ・クラスをも凌駕する。
またワインへの情熱溢れるクリストフは、『メゾン・クリストフ・コルディエ』の名前で小さなネゴシアン業もスタート。ドメーヌで所有する畑以外のワインも手掛けたいという思いが新しい挑戦の始まりとなった。従って単に瓶詰めするだけのネゴシアンではなく、優れたテロワールを持つ信頼する栽培者の最上のパーセルのみをブドウの段階で買い付け、クリストフ自身が醸造を行う。もちろん栽培にも深く関わり、ドメーヌ物とまったく引けのとらない卓越した品質のワインを生み出している。そして、2013年には重力式のフロー構造を持ったワイナリーに刷新。最新の空気圧式プレスや特注の350Lバリック、ブルゴーニュ初となるバトナージュ機能を持った木製の発酵槽を導入するなど、更なるクオリティーの向上に余念がない。今後も進化し続ける彼のワインを見逃してはならない。
通常8~10の芽を残すところ、このクラスでさえ1株に4つの芽に制限し、凝縮したブドウを使用。十分な凝縮度を持ちつつ、全体のバランスがとれていて、上品でリッチなワイン。このクラスとしては非常に高いポテンシャルを持つコストパフォーマンスに優れたワイン。
マコンヴィラージュのクラスまで手摘みを行い、その結果、収量は15hl/haにまで抑えられている。マコン屈指のテロワールから生み出されるこのワインには、適度に硬質感のあるミネラルの骨格があり、完熟した果実を感じることができる。
これまでコント・ラフォンと共同で借りていたため、メゾンとして生産されていたが、2013年にその畑を購入し、新たにドメーヌとしてリリース。高い標高と東向きの斜面により、ブドウはゆっくりと成熟することができる。ライムや白桃、白コショウやミネラルのノートを持つアロマ。口の中での張りつめた緊張感とフレーバーの強さは群を抜いている、マコン最高のテロワール。
このアペラシオンとしては信じられないほどの低収量に抑えられ、柔らかな口当たりとスパイス、蜂蜜の香りが心地よく表れている。圧倒的なボリューム感が印象的だが、標高の高い区画に由来する高めの酸が引きしめるエレガントで濃密なサン・ヴェラン。
コルディエのラインナップでも特に優れたテロワールを持つ畑から生み出される。樹齢70年以上の4つの区画を巧みにブレンドすることにより、複雑味のあるバランスの取れた味わいを表現したメゾン・クリストフ・コルディエの自信作。
平均樹齢60年を超えるブドウから造られるヴィエイユ・ヴィーニュ。上品なオークの香りとリッチで粘りけを感じさせる上品な凝縮味と秀逸な余韻の長さを誇る。以前は別のキュヴェとして作られていた上質の区画のブドウをブレンドするようにしたことが このキュヴェの品質を向上させている。
最良の区画の貴腐ブドウを使用したスペシャル・キュヴェ。オリエンタルなスパイス、ミネラル、オレンジ、洋ナシ、白いバラのどこまでも広がる香り。豊潤な果実、硬質の酸、甘いミネラル等、全ての要素が別次元にあるプイィ・フュッセの枠を超えた偉大なるブルゴーニュ。ジュリエットはクリストフの愛娘の名。