アンリ・ボノーの元で修業を積んだ女性醸造家によるローヌのエレガンスを極めた味わいは多くの人を魅了し、すでに世界中で入手困難を極めている。
アンリ・ボノーの元で修業を積んだ女性醸造家によるローヌのエレガンスを極めた味わいは多くの人を魅了し、すでに世界中で入手困難を極めている。
2002年にイザベル・フェランドによって復興され、一躍注目を浴びているドメーヌ。イザベルはこのエリアの出身で、フランスの大手銀行クレディ・アグリコルでワイン生産者への融資を担当していた関係から、多くの生産者と知り合う機会に恵まれ、次第に生産者との交流を通じてワインのテイスティングやワイン造りを学ぶようになる。その後銀行を退職、特に親交の深かったシャトーヌフのトップドメーヌ、アンリ・ボノーのもとで修行を行い、念願であった自分のドメーヌを持つに至る。
2003年の初ヴィンテージでいきなり専門各誌で高評価を獲得。2007ヴィンテージではロバート・パーカーから「完璧なワイン」、「将来伝説となる」という言葉と共に、スペシャル・キュヴェであるコレクション・シャルル・ジローに100点が贈られた。多彩な土壌を持つシャトーヌフでいくつかのパーセルを所有し、さらに優れたテロワールを持つ畑を買い増している。アンリ・ボノーとスターエノロゴのフィリップ・カンビと共に基礎を築いた彼女のワイン造りは進化し続けている。名実ともにトップドメーヌの仲間入りを果たし、今後益々目が離せないシャトーヌフ・デュ・パプを代表する生産者である。
樹齢60年の低収量のブドウから生まれるアペラシオンの特性を見事なまでに表現した1本。熟した洋ナシ、白桃、アカシアの香りがグラスから溢れ、口に含むとその香り高さと凝縮感にうっとりさせられる。リッチで長い余韻を持つフルボディで、フレッシュさと繊細さ、そしてエレガンスのバランスが素晴らしい。果実とテロワールの魅力をダイレクトに感じることができる美しいワイン。
80-100年のクレレットの古樹から造られるスペシャル・キュヴェ。ブリオッシュやナッツの香ばしさに続き、南国系果実、洋ナシ、アップルクリーム、砂糖がけの桃の芳しい香りが現れる。非常にふくよかな熟した果実を引き立てるバターのヒント。豊満だが生き生きとしたキャラクターとしなやかさを備えており、柑橘系のほろ苦さが光るフィニッシュは非常に長い。
シャトーヌフのアペラシオンの南端に接するコート・デュ・ローヌの区画ラ・リオネのブドウを使用。レッドカラントやチェリーなどの粒の小さな赤い果実が詰まった華やかな香り。完熟果実の甘み、エレガントな酸、細かなタンニンが織りなすトーンの高い滑らかな味わい。シルキーなフィニッシュにはコショウやハーブのヒントが響く。
樹齢40-100年、収量は20hl/haまで抑えられる。クレーム・ド・カシスやラズベリー・リキュールを思わせる濃厚なフルーツ、スパイスボックス、美しい酸や強いタンニンの様々な要素が口の中をいっぱいにする。ピュアで豊満、グリップのきいた心地よい緊張感のあるワイン。『オーギュスト・ファヴィエ』とは、イザベルの母方の祖父の名。
樹齢40-100年、収量は20hl/haまで抑えられる。クレーム・ド・カシスやラズベリー・リキュールを思わせる濃厚なフルーツ、スパイスボックス、美しい酸や強いタンニンの様々な要素が口の中をいっぱいにする。ピュアで豊満、グリップのきいた心地よい緊張感のあるワイン。『オーギュスト・ファヴィエ』とは、イザベルの母方の祖父の名。
樹齢60-100年、15hl/haという驚愕の低収量のブドウから造られるスペシャルキュヴェ。イチジクのジャム、ブラックベリー、リコリス、ほろ苦いチョコレートなどの香りに満ち溢れ、熟したタンニンを偉大な酸がしっかりと支える。複雑で濃密でありながらも、エレガンスの極みといえる最上のシャトーヌフ。『シャルル・ジロー』とは、イザベルの夫の祖父の名。