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TRANSPORT MANAGEMENT
輸送管理について
実はリーファー輸送だけでは
ダメなのです!
ワインの輸送はリーファー(定温)コンテナを使用している、
もしくは航空便を使っているから安心、というように単純なものではなく、
輸送中の全ての過程においてダメージを防ぐための一貫した細やかな配慮が重要です。
ワイナリーから
日本への船便輸送の流れ
ワイナリー
トラック
フォワーダー*倉庫
コンテナ陸上輸送
海外港
コンテナ海上輸送
国内港
コンテナ陸上輸送
国内倉庫
フォワーダーとは、ワイナリーでの集荷から日本の港に到着するまでの全ての輸送手配を行う国際輸送業者です。
フィラディスが
こだわっている重要POINT
POINT
1
信頼できるフォワーダーを選び
徹底した温度管理をする
イタリア、スペインではリーファートラックの調達が困難です。更にリーファートラックでの集荷を依頼しても常温トラックが行ってしまうことがあります。その為ワイナリーでの集荷の時点からきちんと15℃のリーファートラックを使い、コンテナへの積み込み作業を定温倉庫で行う、信頼できるフォワーダーに依頼することがとても重要です。フィラディスでは国ごとに最も信頼のおけるフォワーダーに依頼し、管理を確実にしています。
POINT
2
船積みを待つ間も
コンテナの冷却装置を稼働させる
通常リーファーコンテナは船積みを待つ間、冷却装置の電源は入っていません。しかしコンテナに積まれたワインは屋根のないコンテナヤードで船積みを待つことになります。その間の移動や税関申告中、船積みを待つ時間もダメージを受けるリスクがある為、フィラディスでは別料金のオプションでこの間も冷却装置を稼働させています。海上をリーファー輸送するだけでは不十分で、それ以外の時も徹底した定温管理が出来るかが鍵となります。
POINT
3
日本到着後もコンテナで温度管理したまま
国内の定温倉庫へ搬入する
海外での船積みまでの温度管理が大切なのと同様、冷却装置を稼働させて通関用の定温倉庫へ搬入します。倉庫は、横浜港内に位置する弊社専用倉庫。コンテナからワインを降ろす際も外気温や直射日光の影響を受けないように最大限の配慮をしていますが、この搬入までの距離の短かさが、ワインへの負担を最小限に抑えることに一役買っています。また、オフィスからも近いため、必要に応じて営業スタッフ自ら状態を確認し、お客様にご報告することも可能です。
POINT
4
航空便の場合は必ず直行便を使う、
また空港倉庫に長時間の保管はしない
航空便には輸送期間が短いという大きなメリットがありますが、航空機の貨物室内の空調は定温設定の機能がなく、船便のリーファーコンテナのように正確な温度設定ができません。また空港には定温倉庫がないことが多く、搭載を待つ間は一時的に常温での保管となります。成田空港には4月~10月は15℃の定温保管場所が設置されるので、その期間はそれを利用しますが、常温での保管時間を出来る限り短くする為、通常フィラディスではフライトに間に合うぎりぎりのタイミングで集荷をしています。また、経由地での外気温の上昇や積み替えによるダメージを防ぐ為に直行便しか利用しません。時期により、出発および到着時刻が早朝もしくは夜間のフライトをリクエストすることもあり、出来うる細心の注意を払っています。
POINT
5
ヨーロッパが最も暑い
6月下旬~8月中旬は集荷を行わない
このように徹底した温度管理をしていますが、全てをコントロールしやすい日本と違い、ヨーロッパでは何が起こるかわからない状態が続いたため、 気温が最も高くなる時期には長らく集荷をしておりませんでした。しかし、各国の定温輸送が安定して行われるようになったことが確認できたため、2022年より停止期間は設けずに輸送ができるようになりました。
実際の輸送中の温度グラフ
8月30日にコンテナにワインを詰めてから10月14日に入庫するまで、シンガポール寄港時を含め、温度は15℃前後に保たれています。
(10月7日に一時19℃まで上がっているのは写真撮影で温度記録計に触れた為です。)
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