ワイングラスにイノベーションを。
ワインに直接触れているような、ワインを“感じる”ためのグラス
https://firadis.co.jp/wp-content/themes/firadis/pdf/news/2024101001.pdf
株式会社フィラディス(本社:神奈川県横浜市、代表取締役社長:石田大八朗)は、2024年10月11日(金)より、 フランスのハンドメイドグラスブランド『Sydonios(シドニオス)』の正規代理店として、 グラス6種、デキャンタ3種の取り扱いを開始いたします。
これまでの優れたグラスは、その存在感を示しながらあり続けてきました。ワインの品質が不安定だった時代において、グラスの力で味わいの短所を補ったりラグジュアリーな佇まいで飲み手の気分を高揚させたり。
翻って現在、栽培や醸造技術の向上によって品質が安定したことや、新たな味わいを目指す造り手が増えたことでワインは劇的に進化しました。けれども、グラスは置き去りにされたまま。ワインは進化しているのにグラスはこのままでいいのだろうか。2018年、そのような思いを原点にハンドメイドグラス「シドニオス」は フランスの地で誕生しました。
完成したのは、ワインそのものの味わいを届けるためのグラス。ワインと飲み手がつながるとき、介在物であるグラスは消えていい。存在を示すグラスから、存在を消すグラスへ。真の味に出会い、本能がよろこぶ境地へとシドニオスが誘います。
ワイン商のシュヴァルツが、シャトーのオーナーたちとテイスティングを重ねる日々のなかで痛感したこと。それは「世の中にもっとよいグラスはないのか」との思いでした。味わいの本質をより表現できるグラスはないのだろうか、グラスの種類を細分化する必要は本当にあるのだろうか・・・ 彼は自らに問いを投げかけます。
さらに、「ワインと飲み手の介在物を消すかのようなグラスをつくる」という発想を起点に理想のプロダクトを追求。ワイン造りに情熱を注ぐ生産者の視点に立ち、ワインの本質を表現する新機軸のグラスを世に送り出しました。
理想のグラスを模索したシドニオスは、最先端のワイン研究を行うボルドー大学との共同研究を実施。ワインの香り、味わい、奥に秘められたポテンシャルまでも最大限に引き出す形状を突きとめるため試作を重ねました。結果、ボウルの高さ・ボウルの最大径・リムの直径の絶妙なる黄金比率を導き出すことに成功。
ワインの美点をあまねく表現し、飲み手の感性を揺さぶる完璧な比率。それはグラスの優雅な曲線美をも生み出しました。
シドニオスはグラスの形状とワインの相互関係を探るため、のちに業界内で話題となる大がかりなテストを実行しました。80名を超えるプロのテイスターが一堂に会し、7タイプのグラスにて、フランスを代表する6産地のワインをテイスティング検証したのです。そのデータをもとに厳選し誕生したのが究極の形、 シドニオスのグラスシリーズ。多彩なワインに寄り添う最適解のグラスです。
ワインと飲み手の介在物。その存在を極限まで消したシドニオスは「見えないグラス」と評されるほどに薄く、一部は100gにも満たないほどの軽さ。ハンドメイドならではの繊細なグラスは、熟練した職人の揺るぎない技巧により実現しました。細いステムに触れた指先から、限りなく薄いリムに触れた唇から伝わる精緻なつくり。存在を消したかのようなグラスから、液体は滑らかに口へ流れ込みます。素材は環境に配慮した無鉛クリスタルです。
2019年にボルドー地方で行われたテイスティングイベントで、メドック格付けシャトー61社のうち40社が、歴史ある大手グラスメーカーではなく、まだ無名だったシドニオスのグラスを選びました。さらにシャンパーニュ地方では100以上の名だたるメゾンが契約。2018年のリリースからわずか数年で、17ケ国のトップテイスターやワイナリーが愛用するまでになっています。シドニオスは今、世界のワインシーンで旋風を巻き起こしています。
悩んだことはありませんか?産地やぶどう品種ごとにある多種多様なグラスをどこまで揃えればいいのだろうかと。シドニオスはグラスの種類を細分化するという、これまでの常識をリセット。そうして生まれたのが、最適解のグラスによるシンプルなフォーメーションです。万能感あふれるスダンダードコレク ションのラシーヌラインと、上質なワインを深く味わうためのテロワールライン。加えて、各グラスと親和性の高いデキャンタを用意しました。極限まで研ぎ澄まされた究極のグラスがあれば、多くのプロダクトはいらない。これからは進化するワインに合わせ、新しい価値観でグラスを選ぶ時代です。