スイスの技術をもとに、日本で開発されたワインセラー「フォルスタージャパン」。
輸入商社で働いていた吉田は、フィラディス傘下となったワインセラー事業部に参画。
営業だけでなく、商品開発にも携わり、事業部の飛躍に一役買っている。
以前勤めていたのは、家電製品や生活雑貨を扱う輸入商社。私は営業担当として、家電量販店やホームセンターと取り引きしていました。取り扱う商品の中にはワインに関するグッズのブランドもあり、私自身ワインを飲むのも好きなので、転職活動の際にエージェントからフィラディスを紹介されたときにはご縁を感じました。
お話をいただいた時期も、フォルスタージャパンというワインセラーの老舗ブランドをフィラディスが買い取り、新しく立て直していくというタイミング。
ワインセラーというある意味ニッチな商品で、国内シェアトップクラスのブランド。しかも事業の「第二創業」ともいえる時期に立ち会えるという経験は、滅多にできるものではありません。
私にとっても新たなチャレンジではありましたが、仕事の内容的にも家電量販店への営業経験が活かせるということで、自分のこれまでの知見を発揮できると感じ、フィラディスへの転職を決意しました。
ワインセラーの販売チャネルは、大きく分けて2つ。ひとつは家電量販店で、もうひとつは厨房機器メーカーといって、ホテルやレストランに業務用の調理機器を納入しているメーカーです。私はこのうち、主に家電量販店を担当しています。
家電量販店と一口でいっても、企業ごとに文化が違います。それぞれに合わせた施策を提案し、うまくはまるとうれしいですね。たとえばある量販店様では、ワインセラーを買うとフィラディスのワインがついてくるという、当社ならではのプランを実施し、大変好評をいただきました。勉強会や市場分析なども積極的に行っているので、そうした情報提供を通じて、これからも多くの量販店と関係性を深めていきたいですね。
また、フォルスタージャパン事業部では、フィラディス傘下となったタイミングで、品質基準を大幅に見直すとともに、新しい商品開発もスタートさせました。
とくに「エッセンシャル」という新シリーズは、日本の暮らしに合うよう、基幹部品から外観デザインまでかなりこだわっています。カラー展開では、扉だけでなく本体部分も同色にするなど、私の意見も採用されました。営業担当でありながら、商品開発にも関わっていけるので、営業の際にも愛着が湧きますし、品質に関しても自信を持っておすすめできます。お客様からも「デザインに一目惚れでした」などという言葉をいただけるので、非常にうれしいですね。
現在、事業部には営業担当のほか、技術開発担当や修理担当もいて、部内で一つの会社のような形です。それぞれに担当はありますが、何でも相談しやすい雰囲気で、トラブルがあってもチームワークで解決していける、いい関係性ができています。
最近ではそのチーム力をさらに高めていけるよう、私が講師となってマーケティングの勉強会を実施。顧客視点の大切さなどを伝えて、価値観の統一化を図っています。また、リーダーとして、自分の売り上げだけでなく全体の数字や業務バランスを見ることで視座が高まり、さらなるやりがいにつながっています。
フィラディスに入社後、自分でもワインセラーを購入し、生活が豊かになったことを実感しています。これからもワイン愛好家の視点に立って、たとえばIoT技術を取り入れるなど、より使い勝手のいい商品を開発していきたいです。営業担当としても、よりお客様に喜ばれる提案をしていき、いつかは海外にも展開して、日本のワインセラーの魅力を世界に発信していきたいですね。
午前中は英語の勉強と散歩をするのが休日のルーティーン。昼食を食べたらゲームをやったり映画を見たり。夜は友人と飲みに行くことが多いです。