老舗インポーターから転職し、小売店向け営業チームで活躍している星野。
レストランだけでなく、デパートやスーパー、酒販店にもフィラディスのワインをと、
その知識や経験を活かしながら、チームに新しい風を吹かせている。
大学時代は体育教師をめざして教員免許も取得したのですが、卒業後は飲食業界へ。当時アルバイトをしていたお店がすごくいい環境で、「この人たちと一緒に働けるのはいまだけだ」と思えたんです。ワインと出会ったのはその流れで、学べば学ぶほど面白いと感じるようになりました。もともと、じっとしているより何かに挑戦する方が好きな性分。調理師として働きながら趣味として勉強し、試しにソムリエ試験を受けたところ合格。それを機にワインにもっと川上から関わろうと、インポーターの会社に転職しました。そこは小売にも強い会社だったので、レストランへの営業のほか、ワインショップやスーパーに向けた営業も幅広く経験させてもらいました。
その会社での仕事は安定していましたが、徐々にマンネリだと感じるように…。もっと刺激を求めてみたくなり、転職先として浮かんだのがフィラディスです。レストラン向けのインポーターとして非常に有名でしたが、最近は小売業向けにも力を入れていると聞き、自分のこれまでの経験が活かせるのではと考えました。また、社員一人ひとりがワインへの愛や情熱にあふれている点も、きっと刺激になるだろうと入社を希望しました。
入社後は小売チームの一員として、百貨店やスーパー、酒販店やECショップなどへ幅広く営業活動を行っています。前の会社と大きく違うところは、電話営業が主体であることと、商品の価格帯です。フィラディスの場合、いわゆる小売市場で広く流通する価格帯より少し高いワインが多いのですが、それでもしっかり需要がありますし、商品を名指しで「絶対これがほしい」というお客様も多く、商品力の高さを感じています。
一方で、商品力だけに頼るのではなく、多くのインポーターの中でフィラディスを選んでもらうための工夫も必要です。私の場合は、ただ「このワインを置いてください」と頼むのではなく、「それをどうやって売っていくか」というところまでしっかり提案するようにしています。たとえば季節の食材に合わせたワインのご提案や、新しいお客様を取り込むための棚づくりなど、お店の個性や客層に合った企画を考え、積極的に提案していく。
お店の方と一緒に売り場をつくり、ワインを通じてお店を盛り立てていけるのが醍醐味であり、面白い部分です。自分が考えた企画を、ご担当者だけでなくその先のエンドユーザーさまにも喜んでもらえると、やりがいを感じますね。
フィラディスの小売チームは、まだまだ若いチームです。そのため、販促用のPOPやプライスカード、業務フローなどに関して、もっと改善できる部分があると感じています。自分のこれまでの経験をフルに活用できるので、率先して「チームの土台作り」として取り組んでいます。日々の業務と並行しての作業は負荷もありますが、みんなで一から創りあげていく楽しさがありますし、このプロセスを超えたらもっと強いチームになるとイメージできるので、頑張ることができます。
フィラディスは会社全体の風通しが良く、何かあればみんなで意見を出し合って解決していく社風があるので、新しい提案がしやすい環境です。ワイン好きが多いのはどこのインポーターも同じですが、フィラディスの人たちは自分とワインの好みが違う人も認め合うし、自社で扱っていないワインにも詳しい。優しくて明るい人が多いと感じますね。そうした中でこれからも積極的に行動し、チームや会社に良い影響を与えたいですし、「小売でもやっぱりフィラディス!」と全国のみなさんがワインを楽しんでもらえるようにしていきたいです。
ランニングや筋トレをしたり、美術館や雑貨店を巡ったり。借りている畑で農作業をすることも。
自分が育てた野菜を料理して、昼からワインを楽しむのは最高です。